このところ重い話題のコラムが続きましたので、今回は簡単に実践できる開運法を伝授したいと思います。
人によっては運気を閉じ込めているフタが開いて、急速に好転するきっかけになることもありますので、ぜひ最後まで御覧ください。
本題に入る前に1つ「たんぱく質」の性質について。
たんぱく質を人工的につくると「右らせん構造」のアミノ酸と「左らせん構造」のアミノ酸が同数できあがるんです。つまり右回りと左回りの2パターンのアミノ酸が同じ数だけ生成されるということです。
でも、私たちの身体をつくっている「たんぱく質」。これはすべて「左らせん構造のアミノ酸」だけで構成されているんですね。
このことが発見されたのは比較的最近で1950年代なのですが、サリドマイドという鎮痛剤の副作用を調査した際に偶然見つけたんです。
サリドマイドには大量のアミノ酸が含まれるのですが、人工的につくったものですので、右回りと左回りが同じ数だけできる。当時はそんなことは知らないので、どちらも鎮痛剤として同じように販売していたんです。
しかしサリドマイドを服用した女性から生まれた胎児が死産になるケースや障害が残るケースが多発したんですね。「サリドマイド事件」という名前を聞いたことがあるかと思います。
そしてよくよく調べてみると、胎児の死産や障害が発生したケースというのは、右回りのアミノ酸で構成されたサリドマイドだけだったんです。
そのことで人体のタンパク質は左回りのたんぱく質で構成されていること、右回りのアミノ酸は生成方法によっては害になる場合があるということを発見するんですね。
「タンパク質」のお話をもう1つ。
味の素という「うまみ調味料」はご存知ですよね。
この「うまみ調味料」はグルタミン酸が主成分なのですが、これはアミノ酸の一種です。
グルタミン酸は、やはり人工的につくるので「右らせん構造」のアミノ酸と「左らせん構造」のアミノ酸が同数できます。
そして興味深いのは「左らせん構造」のグルタミン酸を舐めると「うまみ」を感じる。でも「右らせん構造」のグルタミン酸を舐めると、基本的には無味なのですが、摂取量を増やすと「苦味」に変わるんです。
「左らせん構造」でできあがった私たちの身体は「右らせんのアミノ酸」が大量に入ると「にがい」という反応をして排出しようとするんです。つまり異物と判断して「拒絶反応」を起こすということです。
だから、味の素の成分を見ると「L-グルタミン酸」って書いてあるんです。この「L」は「左らせん構造(Left Helix)」という意味です。
と、タンパク質についてちょっと勉強していただきましたが、これだけでは「開運」には直接関係がないんですね・・・。
でも「左らせん」が人体に影響を与えているというところがポイントなんです!
私たちの人体は60兆個の細胞から出来上がっていますが、細胞の主成分はたんぱく質です。つまり「左らせんのアミノ酸」です。
1つ1つの細胞が「左回りで小さく回転」しながら臓器や体液を維持しているわけです。
そしてここからが重要です。
細胞の「左回り」を促進させると心身のエネルギーや波動が高まるんです。オーラを測定しても光量の増大が一目瞭然ですし、臓器の温度も上がります。
では、どうやって身体の細胞の「左回り」を促進させるのか、ということになりますね。
やっと開運法の話にたどり着きました。
左回りが良いからといって、スケート靴を履いて「トリプルアクセル!」なんてする必要はありません。
ゆったりと地球のリズムと同調させる。
大変意外な方法なのですが、コーヒーや紅茶などをスプーンでかき回すときに、左回りに回転させるんです。そして、左回りに回転させた飲み物を飲む! それだけです。簡単でしょ?
カップを真上から見たら、時計と反対回りが「左回り」です。
何気なく右手で普通に回すと時計回りになってしまいます。つまり「右回り」です。
ですから右利きの方は要注意です。
右手で時計と反対回りにスプーンを動かすのって、ちょっとやりにくいですからね。
ですからスプーンでかき回すときは「左手」を使う。
実際にコーヒーで実験をするとわかりやすいのですが、右まわしをしたコーヒーは苦くなります。左まわしすると味がまろやかになって、甘味を感じる場合もあります。
微妙な差なので気が付かないことが多いですが、集中して味を比べてみると違っていることがわかります。
コーヒーも紅茶もブラックやストレートで飲むからスプーンを使わない・・・
という方も、ぜひ飲む前にスプーンで10回程度、左まわしをしてから飲みましょう。地球のリズムとシンクロして「L-コーヒー」あるいは「L-紅茶」が出来上がります。
これらのコーヒー・紅茶の1杯が与える効果というのは非常に小さいですが、毎日飲む人にとっては小さな小さな蓄積が、大きな影響となってきます。
何かリズムが合わなくて、運気が安定しないというときに、安定するきっかけとなって、そのあと大きく好転することもあります。
コーヒーも紅茶も飲まないという方は、お茶だっていいんです。お水だっていいんです。ジュース・・・は糖質があるので推奨はしませんが、左まわしすると甘味が増します。
味はともかくとして、波動が上がるのですからどれも「開運飲み物」ということになります。
ビール・・・ は炭酸が飛んでしまうので、さすがにためらいますが、サワーや水割り、お湯割りなんかは左まわしをしますね。
あとはカレーやシチュー、鍋ものだって、お玉やへらでかき回すときに「左回り」にすると波動が上がります。
なんだ、最初のタンパク質の小難しい話は必要ないじゃん・・・
まあ、そこは水晶工房のコラムですから。一応、理論は説明させていただきます。左回りが宇宙の摂理だということを頭の隅に置いた上で実践していただくと、飽きずに続けられますからね。
実は3000年前の風水書には、人の導線が左回りになるように邸宅や城などを設計した記録もあるんです。
アメリカのウォルマートという有名スーパーマーケットがありますが、買い物するお客さんの導線を従来の右回りから左回りにするという大学との共同実験では、売り上げが20%、平均滞在時間が10%伸びたというデータもあります。
あとはジェットコースターは左に曲がるときよりも右に曲がるときのほうが恐怖と不安を感じやすいというデータや、おばけ屋敷は右回りになるように導線をつくると恐怖を増すといった研究データもありました。
「左回りは何となく心地よい」
というのは昔の人も感じ取っていたかもしれないですね。
そんな大規模施設や風水理論の話と比べると、コーヒーカップの中の話はちっぽけに感じるかもしれませんが、そういう小さな積み重ねも大切にしましょう。
習慣化されて、いつも無意識で左手でスプーンを回すようになると非常にいいですね。
せっかく休憩時間にコーヒーや紅茶でひと息つくのであれば、左まわしをして少しでも地球のリズムと合わせて、あとは好きな音楽を聴いたり、素敵な風景を見ながらリラックスしていただくと、運気を下げる様々なストレス要因から解放されて、リズムが整うと思いますよ!
運気を大切にする皆さんは、そういった「ひととき」も大切にしましょう。
