コラム

「南の島で優雅に暮らしたい・・」と言ってはいけない理由


ときどきご相談メールや知人との会食の場などで

「アーリーリタイアして、南の島で気楽に暮らしたいのですが、どうすればいいですか?」

という質問を受けることがあります。(アーリーリタイアというのは、定年よりも早い年齢で仕事を引退をすることです)


この質問・・・ 一番困るんです。

なぜなら「不可能」だから。


それだけでなく、どんどん運気は低下していって、次から次へとトラブルが増えていってしまうんです。

「事業で一発当てて、オーストラリアに移住する!」とか「宝くじに高額当選してハワイで暮らす!」って、気持ちはよ~くわかりますが、言えば言うほど、どんどん運気が落ちてしまう。そしてどんどん忙しくなってしまう。どんどん突発的なトラブルが増えてしまう・・・


今回のコラムでは、その原理をご説明いたします。

まずは、そもそもあなたはなぜ生まれてきたのか。

今まで何度も説明してきましたね。人間の魂はだいたい30回くらい生まれ変わって周波数を高めていくという目的をもっています。

あなたの本来の居場所(ホームグランド)は宇宙の四次元にあって、いろいろな準備をして学ぶためにわざわざこの不便な三次元(地球)に生まれてくるわけです。

ほとんどの人がこの原理原則を信じてくれませんけど。

でも、この大前提がないと説明がつかないので、話を先に進めてしまいますね。

あなたが生まれてくる前。

ソウルメイトや先輩ソウルと共に「作戦会議」をして、次に地球へ降り立ったときにどんな登場人物の中で、どんな出来事を経験して、どのように魂を磨くのか。そして体内周波数を高めてまたホーム(四次元宇宙)に戻るのか、を綿密に計画します。

もちろんイケメンあるいは超美人で、モテモテで、大金持ちで、死ぬまで順風満帆! なんて人生プランのわけないですよね。これでは全く「学び」が得られませんからね。わざわざ地球に来る意味がないわけです。

あなたが宇宙で待機しているときに予め「乗り越えられる量の試練」を設定してきます。

宇宙に待機していたときはテレパシーも使えて、自由に移動もできるのに、あえてそれらの能力が使えない三次元「地球」にやってきて「実体験」をして魂を磨くわけです。

それなのに「アーリーリタイアして南の島で気楽に暮らしたい」なんて言ってしまったら?

計画どおりに「学び」ができなくなってしまいますよね。

約30回しか地球に来られないのに、経験することがいっぱいあるのに、それを放棄してしまったら、貴重な計画が台無しです。

だからもちろん宇宙に残っているソウルメイトや、あなたのコーザル体(魂体)は、全力で阻止しようとします。急いで壁や落とし穴を用意して、本来の道へ戻そうとします。

だから、

「アーリーリタイアして、南の島で気楽に暮らしたいのですが、どうすればいい?」

この質問の答え→「不可能」


ということになるんです。

それが宇宙の大原則です。絶対に変えられません。

必然的に「アーリーリタイアして南の島」なんて言ってはいられないような人生のトラブルが発生します。トラブルの火消しに奔走します。

しかしまたちょっと落ち着いたところで再び「アーリーリタイアして南の島」なんて思い描き始めたら?

「まだそんな寝ぼけたこと考えてるの?!」と言わんばかりに、さらに「強めのトラブル」がやってきてしまいます。


つまり、あなた自身が生まれる前に決めたプランからは逃げられないんですね。

「事業で一発当てて、オーストラリアに移住する!」
「宝くじに高額当選してハワイで暮らす!」

言えば言うほど、どんどん運気が落ちてしまうというのはそのような原理原則でこの宇宙が成り立っているからなんです。


ちょっとがっかりしちゃいました?


でも、人生ずっと辛い修行のように生きていかなければならないかと言えば、それは違います。

ではどのように生きれば楽しくワクワクし続けられるのかを説明しますね。

まず「アーリーリタイアして南の島」というのは、


今の仕事はつまらない

今の仕事から逃げたい

今の生活はつらいからもっとラクしたい


という心の声です。


そう、ここに運気を落とすキーワードが隠されています。


「現実逃避」です。


運気を安定させるためには意識を常に「現在」に置くことでしたね。これも過去のコラムで解説してまいりました。

「現実逃避」は気を「現在」から「未来」に逃がしている状態です。これは体内周波数が低下する大きな要因となります。


今まであなたが経験してきた仕事はすべて「天職」です。

出会う仕事に偶然は一切ありません。すべて生まれる前にプランをしてきた必修科目です。


もちろん人生の中で仕事が変わることもあります。

うまくいかずに転職することもあるでしょう。

しかし本来は「逃げて」変わるのではなく、「極めて」変わるものでなければなりません。それができるまで仕事を変えながら学んでいるわけです。

自分のもつ最大の力を注いで、惜しまれながら辞める。 人生のステップアップのために、挑戦しつづけるために辞める。

それが正しい「仕事道」です。

自分で計画して、自分でめぐり合わせた仕事なんですから、自分の全力を発揮して、工夫をして、自分なりに極めてから次のステップにすすむ。

それが達成できると次には、もっと人の役に立つ仕事、生きがいを感じられる仕事と出会います。


「仕事に生きがいを感じられて誰かの役に立つこと」


これがあなたの生まれてきた目的に合致していますから、これを生涯をかけて追及し続けることが命題なんです。


本来であれば「仕事に生きがいを感じられて誰かの役に立つこと」を実行できていれば「アーリーリタイアして南の島へ移住」という気持ちは薄れていきますけどね。休暇をとって1~2週間、長くても1~2か月の旅行をするだけでも十分リフレッシュできます。というか、休暇に飽きて早く仕事をしたい!と思えるようになります。

また、

自分の仕事に対して、自分が先に「飽きて」しまう


こういうケースで、せっかくの開運チャンスを逃してしまう人が多いのも事実です。

もっと仕事を磨けばもっと多くの人の役に立てるのに、ある程度成功すると引退を考えてしまうんですね。

そうではなく、もっと誰かの役に立てるように「選択と集中」をして、次のステージに移らなければなりません。死ぬまで生き生きと楽しく仕事をすることが生まれてきた目的なんです。

もちろん

「海外に移住をして現地で仕事や子育てをしたい」

というのは全く問題もありません。自分の好きな国で好きな仕事をする。大変素敵なことです。一方、


「老後をゆっくり海外で過ごしたい」

というのは「アーリーリタイア」ではなく「老後」ですから悪いことではないですが、ヒアリング調査をした限りでは、現地でうまくいっているケースよりも、結局すぐに帰国してしまうケースのほうが多いようです。

移住した海外でも「誰かの役に立つ生き方」をしている人は、生き生きと過ごしているように思えます。

同じように「宝くじを買う」という行動も、どこかに「現実逃避」の意識が残りますから、運気を落とす要因になる場合があります。

今までジャンボ宝くじを毎回欠かさず買っていたけど、腹を括って買うのをやめたとたんに仕事の運気が急上昇した、というケースは少なくありません。

一攫千金という退路を完全に断つことで、120%仕事に向き合えるからです。目の前のことに全力で臨めるだけでなく、永続的に仕事と関わろうという「覚悟」が、結果として仕事の運気、全体の運気を底上げしていると推測されます。

どうしても「事業で一発当てて」とか「宝くじに高額当選して」という気持ちが残っていると、「長期的にじっくりと自分の生涯の仕事を完成させる」という意識が薄れてしまうんですね。

もちろんアーリーリタイアを実現した人、宝くじの高額当選をした人というのはゼロではありません。その超幸運をさらに自分磨きに活かせた人は良いですが、(アメリカの高額くじ「パワーボール」の当選者追跡調査によると)ほとんどの人がその後の人生において悲劇的な末路を辿っています。

そういう人は、地球に生まれる前の人生プランで「上に持ち上げるだけ持ち上げておいて、一気に奈落の底に落とす系」を設計してきたんでしょうね。なかなかタフなプランをつくってきましたね。

今一度、自分に与えられた「仕事」を見つめ直して、どうすればもっと磨きをかけられるか、どうすればもっと人の役に立つことができるか、を追及していってください。

目の前のことをもっと大切に。もっと丁寧に。

それがトラブルの少ない幸せな人生を維持する揺るぎない土台となります。

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