コラム

あなたの運気を奪い取る「スベッキー伯爵」?!


前回のコラムでは「図々しさ」が体内周波数を低下させる大きな要因となっていること、そして人間は性質上、毎年少しずつ「図々しさ」が増えてしまう生き物であることを解説しましたね。

何も意識をせず過ごしていると、自動的に「図々しさ」が増えていってしまうというのは少しショックですが、しっかりと徳を積んで「愛」と「利他心」を高める意識をもつことで「図々しさ」は水面下に抑えられて、まだまだ体内周波数を上げて「運気」を高め続けることができるんです。


このように「図々しさ」や、さらに前のコラムで解説した「せこさ」のように、運気を落としやすい「性格上のクセ」というのは、折に触れて説明をしていこうと思っていましたが、ちょうど今、TBS系列で『天国と地獄』というドラマをやっていて、その中の主人公の「口ぐせ」が、まさに体内周波数を下げる重要キーワードでしたので、先月に引き続き「運気を下げる言動」を紹介したいと思います。

今回チェックをしていただきたいのは「~すべき」という言葉。

そして口には出さなくてもついついこの「べき論」で思考してしまう習性=「べき思考」です。


ですから自分は「~すべき」という言葉は使っていないという場合でも、気が付かないところで同じ思考をしているかもしれないので、ぜひこの機会に確認をしてみてください。特に、

「部下や後輩」をもつ立場の方
「先生」と呼ばれる立場の方
「子育て」をしている方
「責任感」の強い方
「自分に自信」がある方

は、「~すべき論」「べき思考」のせいで人生がスムースにすすまなくなっているケースが多いので要注意です!

「~するべき」が口癖の人というのは、自分に自信があって、理想も高くて、完璧主義なところがあり、支配的な性質をもちます。言霊(ことだま)的にも、支配的な性質にプラスして決意表明の波動を有しているので、「べき」と言い切ることで、どんどん利己的な性質が強くなってしまいます。


カリスマ性を発揮して事業で大きく成功をする方もいますが、クセが強いため運気が乱高下しやすい「諸刃の剣」とも言えます。


自分に自信をもつことは良いことですが、「べきべき」言い続けていると、「利他心」や「愛の波動」をどんどん使わなくなってしまうんですね。それでは「生まれてきた目的」と反してしまうから、当然ながら「運気」に見放されてしまいます。

あなたは「べきべき」言い過ぎですよ・・・ という天からのメッセージも聞き入れないので、どうしてもトラブルが増えてきてしまいます。

それでも何とかトラブルを乗り超えてさらに自分に自信が生まれて「べきべき」が強くなってしまう。これは「成功」をしているようで実は「運気」を落としている「負のスパイラル」になっているんですね。

当研究所では昔から、このように「~すべき」が口癖の人のことを「スベッキー伯爵」なんて呼んでました(笑)

「スベッキー伯爵」に認定された人で、安定して運気を維持できている人って(ゼロではないですが)ほとんどいないんです・・・

私は普段から「~すべき」なんて言葉は使わない

という方も実は「隠れスベッキー伯爵」になっている可能性があります。


そして「図々しさ」と同じで、これも年齢を重ねるごとに自然と強くなる傾向があるから厄介です。


自分に自信があってもなくても
今の時点で満足いく人生を歩んでいても歩んでいなくても


年を重ねるごとに「自分のスタイル」というのは確立されていきます。

人生というのは毎日が選択の連続で、小さい出来事を毎回「判断」しながら過ごしていますから、そんな小さい判断の結果が積み上げられて「今のあなた」がいるわけです。

毎日、自分の「良い判断」と「悪い判断」の両方を経験して、少しずつ「成功事例」や「経験」を増やして、あなたなりの「工夫」が生まれてくるわけです。


そうして年齢を重ねていくと少しずつ「こうあるべき」という自分なりの「経験則」が増えていきます。

「前回はこのやり方で失敗をした」
「前回はこの方法で良いことがあった」

経験こそ財産。経験があなたの脳を形成しています。

ですから自分の中で「こうあるべき」をもっていても、それ自体は自然なことなんです。

しかしあなたの「こうあるべき」を他人にも強要するようになると話は変わってきます。まさに「スベッキー伯爵」の登場です。

「こうあるべき」はあくまでも「MYルール」で留めておく必要があり、他人に強要すると運気低下を招く原因になってしまうんです。


普段、家の外では物腰柔らかく他人と接している人でも、家に帰るとご主人に対して、奥様に対して、あるいは家族の中で一番立場の弱い「子ども」に対して、「こうあるべき」を押し付けてしまうケースも少なくありません。


亭主関白で奥様に対して支配的な男性。

支配権は奥様がもっていて、いろいろとご主人にルールを強要する女性。

自分の経験を元に「子ども」に対して、「MYルール」や「価値観」を押し付ける親。


「上司、親、先生」のように「立場が上」の人から「立場が下」の人に対して、「支配的な言動」が多くなると、運気に「黄色信号」が灯ります。


なぜなら他人を支配しようとしても、相手がすべてを受け入れて従順に従うことはあり得ないからです。


人は強要されたり支配されそうになると防衛本能から「反発」します。立場が弱くて表面上は相手に合わせていても、当然ながら「心の中」では反発が生まれ、どんどん信頼関係は失われます。

強要・支配はお互いにストレスを生み、お互いの体内周波数を低下させて、お互いを不幸にします。

「~すべき」の口ぐせ
「べき思考」

は強要・支配の色が強いので、不幸を招く「危険サイン」です。

ですからこういう口ぐせ、こういう思考が強い場合には、それが治るまで神様は課題を出し続けるんですね。トラブルやアクシデントという形で。

このトラブルやアクシデントを「力技」で乗り越え続けても、ぜんぜん減ってくれないんですね(笑)

性格が丸くなって、相手への理解が増えて、心の器が大きくなるまで。つまり「力技」を使わない年齢になるまで、ずっと苦労をすることになります。

責任感が強くて「こうあるべき」の思考が強い人も要注意です。

とくに今の時代は「コロナ警察」「自粛警察」といって、だれでも「スベッキー伯爵」になれます(笑)

自分では「正論」だと思って周囲に注意を促しているつもりかもしれませんが、そのやり方では絶対に運気は上がりません。

コロナ禍でルールを周知・共有したい場合でも、愛をもって相手に歩み寄ることが大切です。そういった行動を「試されている時代」でもあります。


比較的厳しい家庭で育てられた人

自分に厳しくてMYルールやポリシーをもって生活している人

責任感が強くて、道徳を重んじる人


そんな傾向がある方はあくまでもルールは「自分の中」だけにとどめて、他人に対して「スベッキー伯爵」を発動させないように、十分注意してくださいね。


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