「我慢」をするということはとても心身に負荷をかけている割には、実は何も「行動をしていない」という側面もあります。
行動を起こさない。だから、
前に進まず「我慢」で済ましてしまう。
変化を受け入れず「我慢」で済ましてしまう。
以前にも満月通信コラムで「行動」こそが開運の基本であるというお話しをしました。
いくら良い知識、良いアイデアをもっていても、「行動」をしなければ変わりません。地球はそういう星です。あなたがわざわざ選んで生まれてきた修行の星。経験の星。「行動」を通して学ぶために、魂を磨くために、あなたは何度も何度もこの地球にやってきているんでしたね。
子供の頃は実にフットワークが軽く、何でも試してみるし、何回でも挑戦して、何回でも失敗をして、そうやって行動から学んできました。バイタリティー溢れて輝いていたはずです。
でも大人になるにつれて腰がどんどん重くなっていく。
行動を起こすよりも先に頭でアレコレと考えてしまうからです。
失敗したらどうしよう
もっと他に良い方法があるかもしれない
あなたの脳がいろいろと「行動をしない理由」を探し始めます。
そうするとフットワークがどんどん悪くなって、「行動力」がどんどん落ちていってしまいます。
幸せになった人、成功した人はみなさん「行動力」が優れています。
逆に「行動力」がない人で、幸せな人、成功した人って(ゼロではないですが)少ないです。
前回のコラムで、開運の秘訣として「我慢」はせず「工夫」をすること、と伝えました。
「工夫」も行動ですよね。
一番良質で、最強の「行動」の姿。それが「工夫」です。
頭の中であれこれとアイデアを出すだけではまだ「工夫」は完成していません。行動にうつして初めて「工夫をした」ことになります。
「トライ&エラー」
これこそ人間が一生続けるべき「生き方」です。大人になっても、腰が曲がってきても、心臓が止まるまでずっと「トライ&エラー」を続けなければなりません。地球に生まれたあなたの使命です。
もっとスピリチュアル的に書くと、実は地球って「トライ大歓迎」の星なんです。神様は「トライ」する人が大好き。応援してくれます。逆に「トライ」しない人はお世話してくれません。でも見捨てることはなく「トライ」するまでずっと待っていてくれます。
「トライ」と「エラー」はセットです。
人は「エラー」からしか学べないからです。だから「エラー」って言葉はちょっと変えたいですよね。本来「エラー」ということ自体存在しないわけですから。「エラー」だって「成功の一部」です。
とにかくやってみる。
うまくいかなかったら、修正する。
そしてまたやってみる。
その繰り返しです。うまくいかなかった経験が少ない人は年齢を重ねるにつれて運気を落としやすいのですが、それは「工夫力」「修正力」が弱いためです。
この地球に生まれた以上、トラブルなく順風満帆なまま人生を終えることはあり得ないわけですから、どんどん行動をして、どんどん経験を重ねて、どんどん失敗をする。
小さい失敗。ときには少し大きめの失敗。
恐れないでください。神様がきちんと味方になってくれていますから。
でも、何も考えずただ行動をするのではなく、必ず修正しながら(=工夫しながら)行動をすることです。
そしてもう1つ。
失敗を経験して、それをいろいろな人に話してください。あなたの「失敗談」はあなたの「財産」です。
自慢話ではなく「失敗談」こそあなたの生き様です。
子どもをもっている場合は、親の威厳や強みだけを見せるのではなく「失敗談」をどんどん子どもに話してください。子どもだけでなく、部下や後輩がいたらどんどん自分の「失敗談」を話しましょう。自分より立場の弱い人に自分の「失敗談」を話すことも開運のコツです。決して、グチや成功体験(自慢話)で終わらせないでくださいね。
そうやって「行動-失敗-修正」を繰り返して、アウトプット(人に失敗談を話すこと)も取り入れていくと自分オリジナルの「工夫」がどんどん積みあがっていきます。
「工夫」ができる人は「逆境」に強いです。
「工夫」ができる人は「心の器」が大きいです。
だから「工夫」ができる人は「運気」に恵まれているんです。
「工夫」というのは最良・最強の行動力です。
同じ失敗ばかりを繰り返すことはないようにしましょうね。それでは「工夫」になりません。
転職を繰り返す人
離婚を繰り返す人
は要注意です。同じ波動(体内周波数)のまま同じように挑戦しても、同じ結果を招きます。
修正をして「工夫」をすること
そして自分を少し高めること
あなたが苦しんで生み出した「工夫する力」こそが、同じ失敗を繰り返さないためのカギとなります。
人が死ぬ直前に後悔すること。
それは「行動したこと」に対して後悔をするのではなく、大半の人は「行動しなかったこと」への後悔のほうが多いそうです。
もっと、あれをやっておけばよかった
なんであのとき、あれをやらなかったんだろう
例外として「犯罪」を犯した人は「行動をしたことへの後悔」がずっと強く残ります。しかし通常は「行動をしなかったことへの後悔」のほうがずっと強い。
行動に移せない理由は、
面倒だから。
家族や会社に迷惑をかけられないから。
というのもありますが、
心配だから。
どうやっていいかわからないから。
この2つが最も大きいでしょう。
自分で前に進めないのであれば、人に聞く。どんどん他人にアドバイスを求めてください。
幸せになった人、成功した人は、他人に聞くことが上手です。
プライドを捨てて、勇気をもって、どんどん人に聞く。自分の失敗談をどんどん話して、どうやって前に進むべきか指南を受けてください。
そうすれば「心配」よりも「前に進む勇気」のほうが大きく勝っていきます。
自己啓発や哲学的な基本知識というのも大切ですが、そればかり勉強し続けるのは危険です。
本屋さんで自己啓発の本ばかり買ってしまう・・・ という場合は、ギアチェンジをして「具体的な行動」に移す、あるいは行動のための本(実務書)にシフトしていきましょう。
自己啓発が好きな人というのは、その本やセミナーに触れている間だけ、成功した自分をイメージできて心地よいからです。
しかしそんなイメージに浸ってばかりではなく、行動を起こすことが最も重要です。
行動を起こすことは怖い。勇気がいる。
自己啓発をしている間は行動をしていないのでラクです。しかしそんなラクばかり追い求めずに一歩 足を踏み出してください。
日本という国はみんなで作り上げた「成功のかたち」に固執しやすい国民ですから、なんとなく世間が作り上げた「かたち」に向かって歩みやすい。
でもそれはあなたの目指しているゴールではないですよね。世間一般が作り上げた1つの「モデルケース」にすぎません。
行動をして、失敗をして、工夫をして。
積み上げた経験はあなたの「個性」をつくりあげます。世間でいうような「モデルケース」とは別の「輝ける自分」「居心地の良い場所」が見つけられるようになります。
前回のコラムから何度も繰り返し伝えてきた「工夫(くふう)」
とても大切なので同じ言葉をもう1度引用します。
「工夫」ができない人は、「工夫」ができるまで、問題が出続けます。
トラブル・困難・悩み
人はそれがないと「工夫」をしないから。
「工夫」をして「自分を知る」
そして、少しずつ解決法を「悟る」
そうすると当然ながら「トラブル・困難・悩み」はどんどん減っていきます。俗に言う「運気の良い状態」でもあります。
他人の「工夫」をどんどん真似して結構です。
やり方を他人にどんどん聞いて結構です。
そして、もっともっと自分を知って、自分を大切にして、自分を愛して・・・ 「工夫」という「修行」を続けてください。人生は「工夫のしかた」を探す長い旅です。
もう1度書きます。
人生は「工夫のしかた」を探す長い旅。
長い旅ですから、心と身体のコンディション作りは欠かせません。
そして万全な状態で、決して「我慢」はせず、状況を変化させ続けてください。
あなたの行動はどんどん磨かれて、最良・最強の「行動力」になっていきます。
そして気が付くと、あなたは最強の「幸せな人」になっているはずです。