コラム

「我慢」をするから「不幸」になるんです!


「意志が固い」とか「根性で乗り切る」と聞くと、心が強く安定していて、いかにも成功に向かって突き進みそうなイメージがありますよね。


意志の固さ

粘り強さ

我慢・根性


これらの性質は日本では「美徳」とされてきました。

しかし・・・


・人生を成功に導きたいのなら

・思い描いた生活にしたいなら

・ストレスなく幸せに過ごしたいのなら


これらの「精神」は逆効果になることのほうが多いんです。

今回のコラムは多くの方が間違って認識しているこれらの精神論について、詳しく解説していきましょう。

キツくても「我慢」すれば乗り越えられる
つらくても「意志」を貫けば道は開ける


これ・・・・ ウソです。


ときには精神面を鍛え上げて、目標を達成する人もいるかもしれません。

しかし、ストレスに耐えながら得た名誉や地位、疲労を我慢しながら得る給料では、本当の幸せとは言えません。満たされるのはプライドだけです。

意志の固さ

粘り強さ

我慢・根性

これらはある意味「良い従業員」を量産するための「洗脳」であって、勤める会社は発展するかもしれませんが、その人の幸せは全く補償されていません。

特に受験や部活を「我慢」と「根性」で乗り越えた人は、それが唯一の打開策と考えがちです。

そして勉強や部活などをあまり頑張ってこなかった人は、自分には「我慢」や「根性」がないから人より劣っているんだ・・・ と勝手に夢をあきらめてしまったりします。


幸せになるためには「我慢」や「根性」は不要です。

「意志」なんて弱いままでいいんです。

「粘り強さ」も全く必要ありません。かえって「執着」に変わってマイナスになります。

 

このことについて「風水の原理」や「体内周波数の特性」から考えてみましょう。


ツラいのに「我慢」をしている状態というのは、心に大きなストレスがかかっており、体内周波数(波動)は上下動が激しくなります。俗に言う「運気」が不安定な状態を指します。

しかし子供の頃は、勉強にしても部活にしても「我慢・根性・粘り・意志」で何とかなる場面が多いんですよね。

それで、すっかりこのスタイルに磨きをかけようとしてしまいます。学校や親もこれこそ「成功の基本」と教え込みます。


しかし繰り返しになりますが「体内周波数」は安定していないわけです。つまり「運気」は味方につけていません。

その状態で乗り切ろうとしても長く続きません。一時的に良い結果は出るかもしれませんが、必ず限界が来ます。

ではどうすればよいのでしょうか。


運気を味方につけて体内周波数を高めるには「楽しさ」しかありません。「我慢」とは真逆の精神状態です。


ですから風水原理から言えば、

・長く安定して成功を続ける
・ストレスなく心から幸せな状態を維持する

そのためには「我慢」は敵なんです。

そんなこと言ったって「我慢」できないような人は、仕事も勉強も何も続かなくて、どんどん人生を転落していってしまうんじゃないの? と思いますよね。


風水理論で言う「我慢をしない」というのは、

我慢をしないでダラダラする
我慢をしないで逃げる

ということではありません。答えを言いますと、

・環境を作る
・工夫をする

この2つです。これが運気を味方につけたまま、体内周波数を下げずに、「我慢なし」で困難・トラブルを乗り越える方法です。

例えばわかりやすい例として「ダイエットがなかなか成功しない」というケースを考えてみましょう。

先に言うと、ダイエットって「我慢」をするから続かないんですね。「我慢」は楽しくないですから。当たり前ですけど。

・空腹を我慢する
・好きなお菓子を我慢する
・飲みたいお酒を我慢する

すごいストレスです。脳に逆らっているわけですから。そしてついでに体内周波数も下がり「運気」も落としてしまいます。仕事運も、健康運も、恋愛運も。

ではどうすればよいか。

当たり前ですが「空腹」にならなければ「我慢」をする必要もなくなります。

自分はどういうときに空腹になりにくいか。自分のことをしっかり研究します。例えば、

・ナッツを食べると不思議と空腹感が収まる
・お風呂やサウナに入ると空腹感が収まる
・夕食は我慢できないが、朝食と昼食は比較的我慢できる
・ランチに炭水化物を食べないと夕方おなかがすきにくい
・ゲームに夢中になっている間は空腹を忘れる

などなど、いろいろと自分の「特徴」ってあるはずです。それを見つけ出すこと。自分という宝の山から金塊を掘り起こして見つけ出します。


逆に、どういうときに空腹に耐えられず「我慢」をしなければならなくなるか。

・目の前にお菓子があると空腹を抑えられない
・テレビでグルメ番組を見ると食欲が増してくる
・お酒を飲むと食べる量が増えてしまう
・食前に運動をすると空腹度が増す

など、これも人それぞれ違った特徴が必ずあります。それに気が付けば未然に防ぐヒントになります。


つまり自分と向き合って、自分のことを知って、「我慢」をしないで済む「工夫(くふう)」をすることが重要なんです。

・コンビニやスーパーに行ってもお菓子は買わないルール
・血糖値が上がらないように、食事の10分前にサラダを食べるルール
・財布は持ち歩かず電子マネーのアプリも入れないようにするルール
・夕方はテレビの情報番組(グルメ特集)は見ないようにするルール
・お酒やスイーツなどは冷蔵庫にストックしておかないルール

のように自分なりの「工夫」をして、「環境」をつくり上げることです。


「我慢」が登場しないように未然に防ぐ。そのための「工夫」と「環境づくり」。

これが運気を味方につけた生き方のベースになります。


あるいは、ダイエットをして綺麗になって、スリムになって、具体的に何をしたいかを想像するという別の「工夫」もあります。

ダイエットに成功したらやってみたかったこと。それがすぐにイメージできる写真とかグッズを部屋にたくさん置いたり、スマホの待ち受け画面にしたりして、「想像しただけで楽しい! ワクワクする!!」」という環境をつくります。

そうすると「我慢」することが「喜び」に変わるんです。

それでも「我慢」できなくて、ストレスになっている場合は「想像」が甘いんです! 具体的な「イメージ」が弱いんです!

もっともっと、「我慢」がゾクゾクするくらい「強烈な成功イメージ」になるまで「工夫」をしてください。


繰り返しますが「我慢」は敵です。運気を落とす悪者です。

・「我慢」をしないで済む「工夫」
・「我慢」が「楽しみ」に変わってしまうような「環境づくり」

これを徹敵的に考え抜いてください。


「固い意志」なんて不要です。「根性」なんて全く必要ありません。

そういう「ツラい」ものを登場させないで済むように「工夫」をするわけですから。

あなたが何か失敗したとしたら、それは「我慢」が足りないからではありません。「工夫」が足りないからです。


人生「工夫」したもの勝ちです。

大人になって自由自在に「工夫」ができるようになるために、今まで学校や社会でいろいろと勉強をしてきたんです。


すべては「工夫」のため。

ですから「我慢」という「ちからわざ」に頼ることがないように、皆さんは頭を使って「工夫」を最優先してください。

ダイエット以外にもう1つ例を挙げておきますね。


勉強はどうでしょう。

学生だけでなく社会人になっても常に「勉強」をし続けます。仕事のスキルアップをするために、人生ステージを高めるために、勉強は一生続けたいです。

知識を増やして徳を高めることこそ、自分を成長させる王道です。本を読んだり、資格試験に挑戦したり。ずっと自分を高める努力をし続けなければいけません。

しかしここでも「我慢」は敵です。

まずは自分を知ること。例えば、

・自分は1日の中でどの時間帯に一番 頭が冴えているのか。
・自分はどのくらい睡眠をとると、翌日 頭が冴えているか。
・自分はどういう場所で勉強をすると、一番 集中できるのか。
・自分はどんな誘惑があると、勉強のモチベーションが下がるのか。

眠くて、疲れていて、つらいのにそれを「我慢」しながら勉強をする。それでは体内周波数は落ちてしまいます。運気も上がりません。

一番「ツラくない」タイミング。
一番「ツラくない」場所。

朝6時半からスターバックスで一人で勉強するのが向いているかも知れません。
夕方、図書館で友達と一緒に勉強するのが向いているかも知れません。


人それぞれ違うんです。ですからここでも自分の特徴を理解して「我慢」が登場しないように「工夫」をすることです。


ダイエットと同じで、「我慢」がゾクゾクするくらい「強烈な成功イメージ」があれば、勉強もぜんぜんツラくなくなります。

スポーツも同じ。どんなにキツい練習でも、「ゾクゾク」するくらい「強烈な成功イメージ」があるから、「我慢」ではなく「楽しい」に変わるんです。


やはり「工夫」したもの勝ち。

常に自分と向き合って、「自分の脳」の一番の理解者になってあげてください。


「脳」はサボるのが大好きです。
「脳」はいつもラクなほうを選ぼうとします。

それをしっかり理解しつつ、上手にダマして、「脳」にストレスがかからないように「工夫」をしてあげます。「環境」をつくってあげます。あなたの「脳」のために。


できるだけ「欲求」に逆らわない。

脳のために。体内周波数を落とさないために。運気を維持するために。

しかしいつでも自分の「欲求」を満たせるわけではありません。だから「工夫」が人生を左右するんです。

「ちからわざ」の「我慢」で乗り切ろうとすると大きなストレスになります。中には法律を犯してまで「欲求」を最優先させたりして人生を破壊してしまうケースもあります。最悪のケースですね。

打開策は「工夫」しかありません。

ちなみに仕事も勉強も同じですが「やり始め」というのはエンジンがかかりにくいものです。ですから、

「少し作業を始めたところで、やめておく」

そうすると脳への負担が少なく、体内周波数も下がりにくいです。


レポートを書かなければならないのであれば、題名と最初の3行だけ書き出しておいて、それで終わり。とっとと寝ます。

次の日はその「中途半端な」続きから始めてみてください。


英語の勉強をしているなら、テキストのキリの良いところで終わるのではなく、その先の課を少しだけ始めてから終わります。

そして次の日はその「中途半端な」続きから始めてください。

やはり「脳」への負担は少なくて済むんです。


明日は部屋の掃除をしなければ、イヤだな・・・ と思ったら、前の日の夜には、先にバケツとぞうきんと洗剤を出しておいて、「中途半端な」状態で持ち越してみましょう。

そうすると翌日の「掃除をしなくちゃ・・・」という「我慢ストレス」がずっと少ない状態で取り掛かることができます。


仕事のストレスで、月曜日の朝にはウツの症状が出ていた患者さんに、日曜日の夕方に10分だけ仕事を始めさせたら、ウツの症状がなくなったというデータもあります。「中途半端にスタート」させたことで、「脳」への負担が大きく軽減されたことを表します。それも1つの「工夫」と言えます。


日本サッカー界のレジェンド。「カズ」こと三浦知良選手は、寝る前にトレーニングウエアを着て寝ます。そして朝、目覚めたらそのままの姿で外に出られるようにする。とりあえず外に出る。眠くても雨でも、とりあえず出てみる。着替えが済んでいるからストレスは少ない。

そうすると、面倒な朝のトレーニングをなんとなく始めることができて、次第に調子が出てきて気が付いたら10km以上のランニングをして家に戻っている、という状態が毎日欠かさず「続いてしまっている」そうです。

家を出たときは今日は1kmだけでいいや、と思っているそうです。だからストレスは少ない。でも、結果として10km以上になっている。脳への負担が少ない1つの「工夫」です。

「すぐに面倒くさがる人」
「面倒なことに耐えられる人」

実は「すぐに面倒くさがる人」のほうが運気を上げて成功をするチャンスが大きいんです。


ただし「工夫をすれば」という「条件付き」です。


面倒だから「工夫」をして、面倒ではない状態にする

これがストレスなく、体内周波数を下げずに、運気を維持する方法ですからね。


「面倒なことに耐えられる人」は、「耐えられる=我慢できる」ということですから、「工夫」ではなく「我慢」で乗り切ってしまうケースが増えます。

「我慢強い」と言っても、「脳」は実のところ嫌がってるんです。その「脳の声」を無視してパワーで押し切るわけですから、体内周波数が下がります。つまり「運気」も下がります。

知らないうちに「脳」への負担は大きくなって「脳」が警報を出します。


脳が出す警報。

それは「病気」というかたちで身体に異常を出して知らせようとします。「身体」の不調、あるいは「心」の異常。人によって現れ方は異なります。

皆さんはせっかくパワーストーンを活用して、体内周波数(波動)を高めています。

ですからあとは「工夫」をし続けて、「工夫」にもっと磨きをかけて、「工夫フェチ」になって、最短最速で自分の目指す人生ステージに到達してください。


「我慢」に慣れてしまうと、「我慢」していることに気が付かなくなります。

そして「脳の声」を無視して、それが「普通の状態」だと思い込んでしまいます。


一番危険な状態です。


この仕事。この上司。この同僚。この勉強。この家事。この育児。この眠さ。この疲れ。

「我慢」してませんか?

わざわざ「我慢」して運気を落としていませんか?


ときにはその「我慢」から「逃げる」という選択肢もあります。

しかし逃げられないケースのほうが多いでしょう。そんなとき、

「我慢」「忍耐」「根性」

そんなパワープレイで乗り切らず、「工夫」あるのみです。

「工夫」で乗り切る。「環境」を変える。

これがすべてです。

幸せになる確率
成功する確率

それは工夫をする力=「工夫力(くふうりょく)」に比例して高くなります。


ああ、また今の状態を「我慢」で乗り切っちゃった
ああ、また今回の問題を「忍耐」でやり過ごしちゃった


ダメです。乗り越える武器は唯一「工夫」です。


ツラさ、キツさに慣れて「麻痺」してしまう前に、自分にはどんな「工夫」ができるのかを考えましょう。

そして周囲に幸せな人、成功している人がいたら、「工夫をする方法」を最優先でアドバイスしてもらってください。

「工夫の仕方」は1人1人異なりますから、他人の工夫は自分には当てはまらないケースのほうが多いです。でも、マネすることから始めて「工夫をするクセ」がつくと、少しずつ自分の「オリジナル工夫」が芽生えてきます。

満月通信コラムで何度も説明してきた「運気を落とす4大猛毒・・・」

「イライラ・怒り・心配・執着」の4つでしたね。(「無関心」を追加して5大猛毒ともいいます)


この「猛毒」が出そうになったら「我慢」で乗り切ってはいけません。

もちろん「工夫」あるのみ。

自分はどんなときに「イライラ」するんだろう。
自分はどんなときに「怒り」が強くなるんだろう。
自分はどんなときに「心配」が強くなるんだろう。
自分はどんなときに「執着(こだわり)」を強めてしまうんだろう。

その答えはあなたしかわかりません。

ですから「工夫のしかた」もあなたしかわかりません。

オーダーメイドなので答えや解法が教科書に載っていません。だからついつい「我慢」という「ちからわざ」を使ってしまいます。


自分のことをもっと理解する。
自分の「脳」のクセをもっと解明する。

そして自分だけのオリジナルの「工夫」を生み出す。


1つ「工夫」ができたら、1つ運気が上がります。 1つ「工夫」ができた人は、10こ、100この「工夫」を生み出すことができます。

「工夫(くふう)」という言葉はもともとは「修行に専念し座禅をすること」という仏教用語です。

語源は、座禅(ざぜん)です。

座禅は自分と向き合って、自分を知るために行なう「修行」です。


「工夫」ができない人は、「工夫」ができるまで、問題が出続けます。

トラブル・困難・悩み

人はそれがないと「工夫」をしませんからね。


「工夫」をして「自分を知る」

そして、少しずつ解決法を「悟る」

そうすると当然ながら「トラブル・困難・悩み」はどんどん減っていきます。俗に言う「運気の良い状態」でもあります。


「自分を知る」

もっともっと自分を知って、自分を大切にして、自分を愛して・・・ そして「工夫」という「修行」を続けてください。人生は「工夫のしかた」を探す長い旅です。


「工夫」したことはあなたの財産ですから失いません。

運気をいつまでも下げずに維持できる、あなたの「最高の財産」です。


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