あなたが「自動車」を運転しているとします。
信号が赤だったら・・・。止まりますよね。
でも、誰ひとり歩いていない、車も全くいない、見通しの良い交差点の赤信号だったら?
それでもほとんどの人は止まりますね。なぜですか?
車を運転する者のポリシーとして?
警察がどこかに隠れているかもしれないから?
見えないところからの飛び出しなど、万が一のケースがあるから?
車の場合はどんな状況でも、赤信号は守る人が大半です。車は便利な一方で、時として人の命を奪うこともある危険な乗り物という認識をしている人が多いので「心のブレーキ」をかけやすいとも言えます。
では、あなたが歩行者だった場合。
信号は赤だけど、車も通らないし、事故の心配はないから、渡ってしまえ! という人、多いんじゃないですか?
だって、急いでいるから。
車が全く通らないんだから、別にいいでしょ。
ボケーっと突っ立ているのは、みっともないから。
いろいろ理由はあるかと思いますが、歩行者の場合、罰金をとられるわけじゃないですし、自己責任と割り切って赤信号を無視するという方も多いと思います。
今回のコラムの要点を先にお伝えしますと、
「歩行者用の信号。絶対に無視しないでください。」
それは「運気を落とすアクション」というよりも、「どこかで運気が頭打ちになって、伸びなくなる」からです。
これは東京でも、大阪でも、人通りが少ない郊外でも、すべてです。
あなたは今日から「綺麗に赤信号を守る人」になって、運気のフタを取り払ってください。
どういうことか説明しますね。
赤信号だったとしても、まわりを見渡して、しっかり安全確認をしていれば、事故に遭わないという「自信」はあると思います。
しかし、赤信号を渡ったあなたを見ていた、小さな子供がいたら?
ちょっとヨボヨボしたおばあさんがいたら?
酔っ払って、フラついたおじさんがいたら?
目や耳などに障害のある人が勘違いをしてしまったら?
ひょっとしたら、間違えて変なタイミングで渡ってしまうかもしれませんよね。
もしもその小さな子が事故に遭ってしまったら?
よくわからなくて渡ってしまった人が車と衝突してしまったら?
法的にはあなたに過失はないと思います。
でも。
何らかの影響を与えた結果の事故であることには変わりありません。法的には「無罪」かもしれませんが、スピリチュアル的には「有罪」です。
実はこの「他人に影響を与える」ということと「運気」というのは密接な関係があるんです。
人は行動をすれば、多くの場で「他人に影響を与え」「他人から影響を受ける」存在です。
そして「他人に良い影響を与えるために、人は生まれてくる」という宇宙の絶対法則があります。
「他人に影響を与える」といっても、テレビに出るような有名人や偉大な宗教家、学者、最近ではユーチューバーなどに限った話ではありません。
どんな人でも、何か1つ行動を起こせば、何らかの影響を誰かに与えている存在なんです。もちろん、あなたもです。
***他人に対して無関心な人で、幸せになった人。
他人に対して無関心な人で、成功をした人。
そんな人、見たことないでしょ? この地球はそういう構造でできているから当然です。
「あなたの行動、あなたの思考はすべて誰かに影響を与えている」
風水書の原本に近い表現をすると、誰かの体内周波数に何らかの「波」を起こしているんです。
「波」を起こして、知らんぷり。
それが「マイナスの行動」とされているんですね、この地球では。
特に光のようなキラキラした存在である一方で、まだ「気」に対しての防御力が弱い「子供たち」。
そういう小さな子にマイナスの「波」を与えてしまうと、返ってくるダメージはとても大きいんです。
「子供」の体内周波数を下げるような言動は、間違いなく自分自身の体内周波数を下げます。つまり返り討ちにあって、俗に言う「運気が悪い状態」になってしまうんです。
人に危害を加えたり、汚い言葉を浴びせたりすることがどんなマイナスの影響を与えて、どんなマイナス波動となって戻ってくるかは、今までの満月通信コラムを通じて理解していると思います。
しかし自己責任だと思ってやっている「自分の行動」でも、やはり「他人に何らかの影響を与えている」というのが今回のコラムのポイントとなります。
それを常に意識して、思い出す原点となるのが「歩行者用の赤信号」なんです。ここを常にあなたのリセット地点でありスタート地点にしてみましょう。
人の器が大きくなって、
大きな運気と人生ステージを得られるようになって、
多くの人たちに良い影響を与えながら人生を全うする。
それがあなたの魂を輝かせる理想的な生き方ですが、その一歩目として、とても簡単な「歩行者用の赤信号を守る」ということから始めてください。
そうすると何が起こるか。
平たく言うと、神様があなたに、
「自分の行動が他人に影響を与えている、ということを意識できている人」
というマークをしてくれます。
マークされたあなたはもう少し別の場面で他人に良い影響を与えるチャンスをくれます。つまり人生の「ステージ」が用意されるんです。
人生の登場人物も増えます。
関わる人が増えると、影響を与え、影響を受ける回数も増えます。
そこで頑張って「良い影響」を与え続けていくと、さらに人生ステージが上がります。「人の器」も大きくなっていきます。
つまり俗に言う「運気の良い状態」になっていくわけです。
「神様」とか書くとちょっと「おとぎ話」っぽくなってしまいますが、風水書の原典は少し難しい書き方になっているので、あえて神様に登場してもらいました。
歩行者用信号が「赤」だった。
まわりに子供や高齢者がいなくても「ゆとり」をもって青になるまで待ってください。
それが、常に「時間のゆとり」「心のゆとり」がある人の証です。
ボケ~っと立っているのがなんだかむなしいという場合は、安全な端っこに寄ってスマホをチェックしたっていいですし、ストレッチ運動をしたっていいでしょう。
赤信号くらい、気持ちよく、綺麗に、スマートに待てる人になってください。(再び歩き出したら「歩きスマホ」は綺麗に、スマートに 止めましょうね)
格好よく信号を待つあなたの姿に触発されて、同じように恰好よく信号を待つ大人が増えるかもしれません。その大人がいつかどこかで、子供や高齢者を守ってくれるはずです。
歩行者だけでなく、自転車に乗っているときも同じです。
むしろ自転車のほうがマナーが悪いケースが目立ちます。
歩道を猛スピードで走ったり、車道を逆走したり。信号なんて全く守らず、縦横無尽に自転車をこぐ。
かなり他人にマイナスの影響を与えていますね。歩行者のときより、返ってくるダメージはさらに大きいかもしれませんね。
それをマネした子供も、その先ずっと自転車の危険運転を続けてしまいます。自転車の事故が多いのはそういう負の連鎖の結果です。
子供が赤信号で待っている。
その真横を、お構いなしに信号無視して通り過ぎる。
そんな大人にだけはならないでくださいね。まず成功できないです。「残念な大人」のまま人生を終わるのはもったいないです・・・。
赤信号を見たらこの話を思い出して心をリセット。そして「ゆとり」を取り戻してください。
赤信号で止まることが、成功・幸せへのスタート地点です!