コラム

「タダ寄付をする」ということ


今回のコラムも比較的多くの成功者が実践されていて、様々な著書に記されている、言わば教科書的な開運法です。
しかし、カウンセリングや鑑定をしていると意外とまだ知らない方が多かったので、今回のコラムで紹介いたします。

お金にゆとりができたら、どこか慈善団体に寄付をしよう。


そう思っている人。たくさんいらっしゃると思います。世の中の貧富格差は広がる一方ですし、ニュースを見れば難民問題や天災・異常気象など、悲しいトピックが後を絶ちません。そんな中、苦しんでいる人たちを助けてあげたい・・・ 多くの方が思っていることと存じます。

しかし。

満月通信コラムを読んでくださってる方は、もう気が付きましたよね?

「お金にゆとりができたら」

という部分。間違いなんですね。


いろいろ生活にお金がかかるので、出費が多くてお金にゆとりはないかもしれませんが、それでもパソコンやスマホでこのコラムをご覧になっている皆さんは、まだまだ恵まれているほうですよね。もっと苦しい思いをしている人は世界中にたくさんいます。

その人たちから比べれば、私たちは十分「豊か」なんです。

「豊かな人」はその「豊かさ」を分け与えるのが自然の法則に合った生き方です。つまり自分が気になっている団体、心を痛めている人たちに「寄付」をするということです。


アメリカで発行される成功本の多くには「成功者は貧しい頃から、必ず寄付を欠かさなかった」というエピソードが多いです。成功するために打算的に「寄付」をするのではあまり意味がありませんが、欧米は宗教的な意識から「寄付による富の分配」の意識がとても根付いていますから、ごく自然なふるまいとなっています。

宗教観が異なる日本であっても「寄付による富の分配」という行動は体内周波数を高める最良の方法であることに変わりはありません。できるだけ打算や優越意識を捨てて「タダ寄付をする」ことを習慣にしてください。見返りも御礼も何も求めず「タダ行動する」という「無」の意識が重要です。

「お金にゆとりができたら、どこか慈善団体に寄付をする」

のではなく、

「タダ寄付を続けていたら、お金にもゆとりができた」

というのが自然な流れです。順序が真逆ですね。

打算をできるだけ捨てるのですから「寄付をしたのになかなか見返りの良い出来事が起こらないじゃないか!」と怒るのはナンセンスです。

「まあ、何も起こらなくても、誰かの助けになったのだから、それでいいじゃない。」

そのくらいの気持ちのゆとりがいいですね。

寄付先はじっくり選んでいただいて結構です。

日頃から気になっていた寄付先があればそちらで結構です。とにかく自分が助けたい! 力になりたい! と思っているところに「心をこめて」「継続的に」行いましょう。(ちなみに水晶工房のスタッフは「国境なき医師団」「日本ユニセフ協会」「プラン・インターナショナル・ジャパン」「ワールド・ビジョン・ジャパン」を寄付先にしているメンバーが多いです。)

信頼できる団体の事務局を通して寄付をするケースが多いと思いますが、事務局を通さずに直接、寄付をする方もいらっしゃいます。

いずれにしても「継続的」に行なうほうが相手に迷惑が掛からないと思います。

では、一体いくら寄付すれば良いのでしょう。

善意の気持ちですから、本来は金額に規定はありません。

その前提の上で敢えて「体内周波数を高めて成功をするための器を構築する」という満月通信コラムの目的に沿って、過去の成功者に共通したルールをご紹介します。それはずばり、

「手取り収入の3%」

です。これが多くの成功者が行ってきた寄付額のルールです。

今はローンや借金の返済があって支出のほうが超過している・・・ という場合は

「手取り収入の2%」

で結構です。

いずれにしてもどんな収支状況であっても、最低2%は自分よりも恵まれていない人に寄付を続けることがポイントです。

支出過多なのに、その上に寄付をするなんておこがましい・・・

と思う人もいるかもしれませんが、もうこれは給料の天引きみたいに、自動ルールにしてしまってください。

給料を頂いて、税金や年金などいろいろ引かれると思います。
その残った「手取り額」から先に2~3%を自動的に天引きしてください。豊かさの分配です。喜んで差し引きましょう。

そして「臨時収入」があった場合はすぐにそこから3%を天引きです。

今は2%・・・

という人は、できるだけ早く3%になれるように頑張りましょうね。

寄付先は複数に分散しても結構です。寄付の合計額がこの2~3%になっているのが成功ルールです。

この話をするといただくことの多い質問を先に紹介しますね。

Q:宝くじは50%が寄付に回されているから宝くじでもいいのではないですか?
A:残念ながら宝くじでは(風水的見地での)純粋な寄付には該当しません。

Q:ふるさと納税は寄付に該当しますか?
A:これも残念ながら(風水的見地での)純粋な寄付には該当しません。

Q:寄付金の納付方法はクレジットカード決済でもいいですか?
A:寄付先団体が指定しているのであれば全く問題ありません。必ず現金払いである必要はありません。

Q:近所の養護施設に物品を寄付するのでもいいですか?
A:基本的にはOKです。しかし、バランスを考慮して平等に行き渡るように配慮をされてください。できればその養護施設だけに富が集中しないような配慮も必要です。

以上が今回のコラム「タダ寄付をするということ」の概要です。


尚、決して「寄付をしない人は成功をしない」と言っているわけではありません。

多くの成功者が「寄付」を習慣化してきたことは事実ですが、もちろんこれが唯一の方法ではありません。

「寄付」をするつもりがない、あるいは「寄付先がみつからない」という場合は現段階では無理をして寄付をする必要はありません。


ひいきにしているお店を利用するといった方法でお金のエネルギーバランスをとっているケースもありますし、会社を経営している人であればお客様や従業員あるいは株主に還元することでお金のエネルギーバランスをとっているケースもあります。

そういった還元先の1つとして「寄付」があるということです。


前回のコラムでも触れた「お金を動かす」というところに結びつきます。(前回(vol.101は→こちら


お金は独り占めしても、溜め込んで動かさないのも害悪となります。

お金は「出すから入ってくる」のです。「入ってきてから出す」のではエネルギー的には弱いので、徐々に「入ってくる量」が細ってきてしまうんです。

もちろん何も考えずに「出す(使う)」ことばかりではバランスが崩れたままです。浪費して良いという意味ではありません。
寄付も多ければ良いというわけではなく、2~3%というルールのとおり、決して多くはありません。そのかわり継続的に行なうことが大切です。

このようにして、お金を適切に動かすことで、お金のエネルギーと体内周波数がシンクロして、お金に好かれる体質になっていきます。

寄付を続けていると成功するかも?!という期待・打算を全く消し去る必要はないですが、先述のとおり、


「まあ、何も起こらなくても、誰かの助けになったのだから、それでいいじゃない。」


この気持ちで、ぜひ「寄付」をライフワークの一部にとりいれてみてください。


コラム一覧に戻る

トップページへ
ページ上部へ