コラム

誰も教えてくれない「子育て」の重要法則


「子育て中」の方はもちろんですが、子育てに関係ない人も、仕事上で部下や後輩を育てるときに役立ちますのでどうぞご一読ください。

書店の育児関連コーナーに行くと、びっくりするくらい様々な「育児書」が並んでいます。
それだけ多くの悩みがあるからですが、基本的には「成功体験」を法則化をしたものですので、育児書の種類も「個別体験の数」だけ増えていってしまいます。

しかし残念ながら「子供の波動」という根本原理を踏まえて書かれた育児書は未だに出ていないようです。


そこで今回のコラムでは市販の著書には書かれていない重要な原理をご紹介しましょう。

風水や波動の観点から極めて重要とされる育児の根本法則は、


1)子供に「好かれる」親になること
2)子供に「尊敬される」親になること


この2つだけです。まあ、パッと読んだ感じでは、別に新しい原理じゃなさそうですね。


でもちょっと注意が必要です。

子供に「好かれる」場面はいくつもあります。しかし甘やかして好かれるのではダメです。

優しくて何でも子供の言うことを聞いてくれるパパ・ママでしたら、当然ながら子供に好かれますよね。でもそういう意味ではありません。

子供が小さい頃は「よく遊んでくれる親」は好かれますが、それだけでは不完全です。


重要なのは、親が子供に、

「人生を楽しんでいる姿を見せること」

です。

料理を作ることも、掃除や洗濯をすることも、仕事をすることも、休日の趣味も、できる限り「楽しんでいる」状態を子供に見せることなんです。

家事や休日の過ごし方、趣味などは直接的に子供の目に触れます。

お勤めをされている場合には仕事をしている姿はなかなかお子さんに見せることができませんが、仕事のことを話題にするときに「楽しんでいるか」「楽しんでいないか」はしっかり伝わります。

「実際に楽しくないんだから、楽しむことなんてできない」

と反論されるかもしれませんね。

特に家事については、義務感から仕方なく行なっている場合が多いので、できるだけ短時間で終わらせたくなります。

「○○しなきゃ」「○○しなくちゃ」

という「きゃきゅきゃ」「ちゃちゃちゃ」が気持ちにある間は楽しむことはできませんね。

子供は潜在意識(波動レベル)では、「楽しんでいない親」は「好きではない親」という認識をするんです。


そして「好きではない親」の言うことはできるだけ「聞き入れたくない」んです。潜在脳では「反発」しようとします。

「しつけ」によって、表面的には言うことを聞く子供もいるでしょう。真向から反発をする子供もいるでしょう。しかし潜在意識(波動レベル)では100%この「反発」は発生しています。

料理をすること
洗濯をすること
掃除をすること
買物をすること
介護をすること
近所や学校の行事に参加すること

そんな日常のルーティーンワークを、とにかく「楽しく」「ワクワクしながら」「ケラケラ笑いながら」行なっていると、そのときに親は特殊な「波動」を出します。

子供はその「波動」が大好きなんです。ですから親としては1人で突っ走って楽しんでください。「なんだかうちの親、1人で楽しそう・・・へんなの」と言わせちゃってください。子供を楽しませる必要はないんです。親が楽しんでさえいればいいです。

仕事の場合にはなかなか「楽しむ」というのは難しいことですが、それも、どうせ仕事をするのであれば楽しんじゃってください。少なくとも子供の前では楽しんでいる姿だけを見せてください。

もちろん簡単なことではありません。

とにかくストレスの多い社会です。見えないところで競争と生き残りに晒されている時代ですから、「○○しなきゃ」「○○しなくちゃ」の言葉のとおり、受動的に処理をすることで精一杯です。

しかし子育ての大原則は「親が楽しんで生きていること」なんです。

その姿を見せることで子供に好かれます。こんな親になりたいな・・・ と無意識のうちに脳が情報処理をします。

大人になるってことは、楽しいことなんだな・・・ という信号に変わります。

そうすると、「好きな親」の言うことを聞くようになります。

そして、人間というのは「楽しんでいる人」の邪魔をしないで、応援する側にまわろうとします。そういう波動バランス(波動の調和)が好きなんです。

最終的には「親に言われなくても自分でする」ようになります。つまり子育ての最終目標である「自立心」を高めることにつながります。


子供に好かれていないのに「しつけ」ばっかり厳しくて、命令ばかりしていても聞くわけありません。だって、潜在意識では嫌われているんですから。

言うことを聞かないと、親はさらに厳しくしますね。そして、子供はさらに反発します。悪循環の繰り返しです。

大きな声で怒ったり、ヒステリックになったりすると最悪です。実は子供の潜在脳では、感情的になった人物のことを自分と同じ「子供」のカテゴリーと認識をします。大人として尊敬する存在としては分類しなくなるんです。

街を歩いているとよく見かけますよね。

「○○しなきゃ」「○○しなくちゃ」の「義務」にとらわれていて、何かあると感情的になって子供に怒っているママさん。

子供の潜在脳ではどんどん「嫌いな波動」「嫌いなママ」「子供と同じ分類」が進みますから、悪循環がずっと続きます。

これではどんな育児法を取り入れても改善は難しいでしょう。

子育ての絶対法則の2つ目は

子供に「尊敬される」親になること

です。

先ほど、感情的になった人物のことを「子供」と認識をして、大人として尊敬しなくなるという話をしました。


「尊敬される」と言っても、なにも偉大な人物になる必要はないんです。金メダルも世間的な地位も必要ありません。


子供が潜在脳で「尊敬する人物」と認識する条件は、

感情をコントロールできていること
幅広く知識・技術をもっていること

です。

「感情的になる」というツールを使わずに相手に物事を伝える場合、「適切な言葉」が必要となります。

「語彙力」や「言葉の使い方」が不完全だから、一番幼稚な伝達手段である「感情」で相手を制圧しようとするわけです。これは「子供社会」の常套手段です。これを親に使われると「尊敬」の対象外となってしまいます。

尊敬できない親は、やはり潜在脳として「嫌いな親」に分類します。

「嫌いな親」のようになりたくないですから、「嫌いな親」の言うことはできるだけ聞かないようにします。嫌いな大人にならないための「自己保身」のためです。

逆に言えば「尊敬できる親」であればできるだけその存在に近づきたいと判断します。同じような大人になろうという意識が働き、言うことを聞くようになります。

「感情的にならないこと」以外には、やはりいろいろな知識や技術をもっていることは「尊敬」の対象となります。

これについても難しい学問を修めている必要は一切ありません。自慢話や親の威厳を見せつける必要もありません。


子供が素朴に感じた疑問に答えられることです。
答えられなければ調べる方法(技術)を知っていることです。

例えば、子供と一緒にニュースを見ていて、子供にわかりやすく説明できるレベルで十分なんです。
わからなければ図書館へ行ったりインタ-ネットで調べるという「技術」を知っていればいいんです。

基本的に子供を教育する必要はありません。
「楽しんでいる姿を見せてあげること」そして「興味をもったらやらせてあげること」です。

親のことを好きで、親を尊敬できていれば、自発的に挑戦しようとします。

それが「自立心」を育てる最短距離です。

親として「毎日の何気ない出来事1つ1つを思いっきり楽しむ」というのが理想ですが、そのためには日常の何気ない出来事に対して「感謝」の気持ちがないと難しいでしょう。

「感謝」の気持ちがないと「自分勝手に生きているだけの親」になりかねません。


「とにかく楽しんでいる姿を見せればいいのか!」

と思って、毎日、パチンコと麻雀と飲み会でほとんど家に帰ってこない父親・・・  なんて言語道断ですよね。


夫婦で共通した趣味があれば「夫婦で楽しんでいる」という理想的な姿を子供に見せられますが、共通した趣味がなくても、十分に「夫婦で楽しんでいる姿」は見せられるはずです。お互いに感謝の気持ちをもって、相手が「人生を楽しめるように」気遣いすることです。

家族に対して感謝と気遣いをもつ。あとは「自分が楽しむ」ことです。

生活がラクになってから「楽しむ」のではなく、楽しんで過ごしていると「ラク」になるんです。

子供が言うことを聞くようになったら「笑顔で楽しく過ごせる」のでははく、笑顔で楽しく過ごしていると子供が「言うことを聞く」ようになるんです。

すべて順序が逆ですね。

弊社のクライアントさんの多くが、子供と一緒に「楽しむ」ことを実践されて「子育て」もストレスなく楽しまれています。

ある人は、子供に英語を習わせるにあたって、まず先に自分が勉強を始めて楽しんでいました
ある人は、トイレとお風呂を掃除するときは、大音量で大好きなロックをかけて、汗びっしょりになって楽しんでいました
ある人は、趣味でマラソンを楽しんでいたら、知らないうちに子供も勝手に走るのが好きになっていました
ある人は、小さな子供を公園に連れて行ったら、とにかく自分が一番楽しむように「はじけて」いました
ある人は、できるだけスーパーのお惣菜は買わないようにして、材料から手作りすることを子供と一緒に楽しんでいました


とにかく「楽しんでいる自分の姿を見せる」ことです。
その姿を見て、子供が自ら動いてみたくなる。それが本来の波動の流れです。

子育てに限らず、会社の部下や後輩に関しても同じです。

1)仕事や生活、もっと言えば「人生」を楽しんでいること
2)感情的にならず、知識や技術の上で「尊敬」されること

です。

このような上司には人は必ずついてきます。部下や後輩を支配しようとしても無駄です。自分が先に変わることです。
「楽しくないんだから仕方ない」なんて言わないで、「楽しむ技術」を磨いてください。それが上司になるための「器」です。

とにかく真面目に一生懸命働き続けた。けど、子供はグレてしまった・・・・

なんてケースありますよね。真面目は日本人の美徳のように思われていますが、それではダメなんです。なぜなら、

「ちっとも楽しそうじゃないから」。

楽しそうじゃない人の言うことを聞いたら、自分の人生も楽しくなくなっちゃいます。それなら身体を張って抵抗します。潜在意識がそうさせているんです。

子育ての極意は、「楽しむ工夫」をして、「楽しみ方」子供に伝えることでもあります。一見してつまらなさそうなことを、いかに工を夫して楽しいことに変えられるかが大切です。

家事も仕事もすべて100%楽しんでいなければならないというわけではありません。

完璧を目指さなくて結構です。

中には掃除だけは死ぬほど嫌い!って方もいらっしゃるでしょう。掃除のときだけテンションが落ちてブルーになる・・・ なんていう人は、「うわ~、掃除嫌い!掃除嫌い!」と叫んで、踊りながら掃除してください。楽しそうに見えますから(笑)


今まで仏頂面でちっとも楽しそうに家事をしていなかったママが、いきなり音楽に乗って楽しそうにし始めたら子供はびっくりするかもしれませんね。

そして、子供に好かれて、尊敬されるのに時間がかかるかもしれません。でも、今日から始めてください。とにかく「楽しいフリ」からスタートです。


今回ご紹介をした法則は初めて聞く方がほとんどだと思いますが、人体を構成する「波動」をしっかり分析した結果として導かれた子育ての重要法則です。

この法則だけを守っていれば子育てはすべてOKというわけではありませんが、いくら育児書を読んでも、いろいろな人の成功体験を真似ても、根本ができていなければうまくいきません。今回紹介をした2つの法則は、その必須の根本部分となります。


子育てや人材育成、そして人間関係のいろいろなところに応用できますので、ぜひ参考にされてください。


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