コラム

評価と批判「2:1」の法則

今回の話の「原典」は古い風水書になりますが、現代でも全く変わらない人間関係の絶対法則ですので、今回のコラムでご紹介します。

今、あなたのことを評価してくれる人、褒めてくれる人ってどのくらいいますか?
逆に、あなたのことを批判したり、けなしたりする人ってどのくらいいますか?


会社や家庭において、批判する人がいるとツラいですよね。

人間関係の悩みのほとんどは、このような「批判的な人」あるいは、自分の価値観と大きく食い違っていたり、自分のことを認めてくれない人の存在があります。


そういう人が1人もいなくなったら、どんなに人間関係がラクになるだろう・・・ ストレスなく平和に生きることができるのに・・・

と思うでしょう。

評価してくれたり、褒めてくれたりまでしなくても、せめて「あたりさわりのない人」でいてくれればいいのに・・・ とも思ってしまいます。

しかし、実はこの「自分のことを批判する人」が0人になってしまうと、体内周波数は全く上がらなくなってしまい、人間の魂の設計上は運気が落ちるようになっているんです。

そのため、絶対に0人にしてはいけません。自分にとって居心地の良い人とだけ付き合おうとすると、あなたの運気は上がらなくなってしまうのです。

では、どのくらい「自分のことを批判する人」がいれば良いの?

ということになりますが、まず、あなたに関わりのある人の中で「あたりさわりのない人」はカウントしません。

そして、残った人間関係の中で「自分のことを批判する人」の理想の割合は、ずばり「33%」なんです。


え!33%!! 3分の1ってこと??


びっくりしますよね。3分の1も「批判組」がいたら、ストレスで病気になっちゃいそうです(笑)

でも風水的見地から言えば、この比率は「理想のバランス」なんです。しかも今も昔も同じ。万国共通です。


「批判組」が3分の1ということは、残りの3分の2は「評価組」です。繰り返しになりますが「あたりさわりのない人」はカウントしません。

でもでも。「3分の1が理想」って、信じられませんよね。

心理学博士の小林正観氏は生前にこの法則について触れられたことがありましたが、そのときは50:50っておっしゃっていました。原典によって解釈が違うのかもしれませんが、とにかく思ったよりも「かなり多い比率」ということは言えると思います。

では、実際に自分と関係の深い人が21人いたら、14人が「評価組」で7人が「批判組」かと言うと、そうではありません。


この絶対法則は「人数比率」なのではなく「パワー比率」になります。


つまり、もしも自分に関わりの深い人のうち、9割の人が「評価組」だったとしたら、残り1割の人たちが「強烈な批判組」になります。人数が少ない分だけ、批判の強さが増すわけです。

弊社が風水コンサルティングをさせていただいている経営者の方たちは、会社の社長という立場になりますから、役員や従業員には「批判組」が極端に少なくなりがちです。

影では良く思っていなくても、本人の前では「YESマン」だったりしますし、取引先の顧客も直接的に社長に対して「批判」をするケースは少ないです。

そうすると、何もしないと「評価組」だけの人間関係になってしまうことがあります。

そうなってしまうと、残念なことに会社の経営はガタガタになってしまうんですね。本人は謙虚に過ごしていても、知らない間に体内周波数は下がって、運気が不安定になってしまうのです。

そのため、そんな立場の社長の場合には、必ず最低でも1名は「批判的な役員」を入れるようにアドバイスしています。社長が何を言っても否定的で、基本的には認めない。そもそも価値観もリズムも合わなければ、少しイラっとさせられる。でも会社に必要な能力だったら迷わず契約するべきです。

普通だったら気に入らないのですぐに辞めさせるところを、大切に残しておきます。そうやって3分の1という批判パワーを集約させているんです。

社内にそのような批判組が0人の場合には、奥様がその役を担当するケースも多いです。

会社ではいつも高い評価を受けていても、家に帰ると強烈な否定意見をぶつけてきたり、徹底的に冷めた奥様がいたりします。

ここで、風水法則を何も知らない人だと、怒って離婚届をつきつけたりするんですね。離婚をして、しかも相変わらず社内に「YESマン」だけを残して批判パワーの比率が0になってしまうと運気はガタ落ちです。そのようにして倒産した会社をいくつも見てきました。

しかし風水法則をしっかり守っている社長は、ずっと運気に守られています。

「ヒール役を1人で担ってくれてありがとう!」という妻への感謝の気持ちで、夫婦関係が円満な方も大勢いらっしゃいます。

大切なことは、あなたにとって批判役をやってくれている「登場人物」を遠ざけないことです。
あなたの体内周波数を最大限に高めるためにわざわざ設定された「登場人物」なのに、舞台から外してしまうのは大変もったいないんです。

・いつも小言を言う母親
・いつも自分のやることを認めてくれない父親
・全く評価をしてくれない課長
・思い通りに働いてくれない部下
・いつも冷めている辛辣な妻
・家庭のことに無関心な夫

こんなあなたの人生の「登場人物」の中には、縁を切ってしまってはいけない人もいます。

暴力をふるったり、罵声を浴びせる人は残念ながら縁を切ったほうが良いケースが多いです。「秘密の小冊子」でも触れましたね。汚い言葉を浴びた水は、結晶が壊れてしまうんです。それはあなたにとって良いことではありません。また、憎くて仕方がない相手なのに、我慢して関係を続けるというのも考えものです。


疎遠にするべき人かどうか判断できない場合は、試しにその人と少し距離を置いてみてください。

そうするとヒール役が変わって、仕事上のお客さんからのクレームが集中したり、子供のママ友との関係が急に悪化したりなど「違うところ」から批判が発生することが多いです。

そんな場合は、縁を切ってはいけない人物だったことに気が付きます。あなたにとってその人の存在は、必ずプラスになっているはずです。見かたを変えて「良い面」を積極的に探すようにしましょう。「ヒール役」を買って出てくれたことに感謝をして、受け入れることが大切です。

一方で、自分の周りには「評価組」がとても少なくて、「批判組」が非常に多いというケースもあるでしょう。

その場合は少数ではあっても「強烈に評価」をしてくれる人がいるはずですし、そういう人がまだ現れていない場合には、できるだけ早く探さなければいけません。それが今回のあなたの人生プランにおいて、極めて重要な「登場人物」なのですから。

限られた少数の「評価組」と大多数の「批判組」というバランスで人生を歩む場合は、芸術やスポーツなど特定の分野を極めるように人生プランをしている方が多いです。高いレベルの潜在能力を引き出すためには、どうしてもそのようなアンバランスな比率で人生の「登場人物」を配置しないとならないんです。

わずらわしい人間関係をすべて捨てて、基本的に1人で生きている人
あたりさわりのない人とだけの希薄な人間関係で生きている人


とい人も少なからずいますが、残念ながら体内周波数は上がりません。

また、お年を召されて人間関係が希薄になってしまった親を持たれている方は、「評価役2:批判役1」の風水法則を1人で請け負って、頻繁に親元に通うようにされてください。

まわりの人が気を遣って、誰も自分に対して批判やアドバイスをしてくれないという場合には、あなたがそのような「隙」を与えていない証拠です。


平気で「ダメ出し」をしてもらえるようなキャラクターのほうが、ずっと運気は上がりやすいのです。


地位が上がれば上がるほど、まわりは遠慮して「ダメ出し」をしてくれなくなりますから、徐々に風水バランスが崩れて体内周波数が下がってしまうんです。

年を重ねても、えらくなっても、地位が上がっても、人からアドバイスをしてもらいやすい状態、平気でダメ出しをしてもらえる状態、ときには批判をしてもらえる状態、をぜひつくってください。「心のガード」を緩めることも必要です。

そういった意味では、小学校や中学校時代の古い友人はいいですよね。お互いがどんな立場であっても平気で「ダメ出し」をし合えますから。運気の良い人はそういう古い友達も多いものです。

尚、魂のレベルが上がって、体内周波数が高く安定してくると、今まで「ヒール役」だと思っていた人が、「居心地の良い人」に変わるときがきます。
それはあなたの器が大きくなって、人生ステージが上がったことを意味しますので、また新たな「ヒール役」を探すようにしてください。

わざわざ「ダメ出し」をしてもらいに一部上場のCEOとのアポイントをこぎつけて、定期的にお酒を飲む機会をつくった方がいらっしゃいます。名前は挙げられませんが、今ではその方も立派な一部上場の社長です。

特に翡翠(ジェイト)を使うと、そのような「ヒール役の変更」が発生することがありますので、ただ単に「人間関係が良くなった!」で終わらせずに、次の人生ステージに見合った「ヒール役」を探すことも意識しましょう。

人間関係を一言で語るのは大変難しいことです。

1人1人環境が異なりますので、今回のコラムの内容がすべての人にぴったり当てはまるわけではないですが、この風水法則は非常に根強く残っていますので、ぜひご自身の状況に照らし合わせて、応用していただきたいと思います。


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(追伸)

Facebookをされている方であればご存知かと思いますが、「いいね!」というボタンがあります。

このボタンを押した人の真意としては、心からの称賛の場合もあれば、ただ単に読んだことを知らせるためや、お互いにボタンを押し合って円満な関係を維持す意図しかない場合もあるでしょう。

しかし、いずれにしても波動としては「称賛」であったり、少なくとも肯定的な反応として伝わってきます。

そのため「いいね!」を受けすぎるのは、少し過剰に「評価」を受けすぎて、バランスを崩しやすいんですね。

現代に根付いたソーシャルメディアですから、ある程度使い続けないとならないですし、どうしても非日常の特筆すべき一コマを掲載せざるを得ないですから、ある意味仕方のないことです。

そのため、Facebookをされる方は、他のところでしっかり「ダメ出し」をもらって、バランスをとっておく必要があります。

現代社会ならではの運気の落とし穴と言えますね。


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