コラム

運気の昇り階段で「踊り場」にさしかかったら

運気が少し上がってくると、あなたのまわりに様々な「変化」が起こります。

「変化」=あなたに課された「課題」です。変化(課題)を避けて通ってしまうと運気は一向に上がりません。
なぜなら避けてもずっと似たような課題を課され続けるからです。
「課題」を解かないと次の運気ステージに上がれませんので、ぜひ「待ってました!」という気持ちで目の前に起こる出来事すべてを楽しみながら受け入れて下さい。

今までパワーストーンを使ってきて、そして運気を落とさない行動をしてきて、ここ何年かずっと運気が上り調子だったという方で、 急に運気が停滞し始めたという方。
今回のコラムでは運気の停滞が起こったときの対処法をご案内します。ここ数年運気が安定してきた人、仕事面や人間関係で一定の成功を収めてきた人に特に読んで頂きたいと思います。

個性と能力を駆使して運気と成功を手にしてきた人に、突然、転機が訪れることがあります。
今までのやり方が我流で、個性を強く出して突き進んできた場合には特に転機の訪れが顕著です。
何か今までのやり方が通用しなくなって、壁のようなものを感じることが多くなります。言わば運気の昇り階段の踊り場にいるような停滞感を感じます。

そんなときは、今一度「我が強くなっていないか」を再確認して下さい。

成功にはある種の個性、オリジナリティーが必要です。みんなと同じことをしていたら抜きに出ることはできませんからね。
自分の得意とするやり方、考え方があるからこそ他人と違う成功を手にすることができるわけです。

しかし、個性を活かして仕事をしていると、一種の膿のようなもので、それが「我」となって蓄積していきます。
「我が強い」というのは辞書の上では「強情である」「意地っ張り」「自分の考えを押し通そうとする気持ちが強い」「協調性に欠ける」などと出てきますが、 もととも温厚で協調性のある性格の人であっても、知らないところで小さな「我」が出ていることが多いんです。
安定してくると自分のペースというものが出来上がってくるので、何となく相手を自分のペースや考え方に巻き込んでいたりします。
役職者・管理職の人などは力関係がありますから特に現れやすいです。知らないうちにYESの返答を前提に質問をしていたりして、自覚症状がないまま自分のペースに引き込むことがあります。

明らかに我が強い性格の人はもちろんですが、知らないところで柔らかく「プチ我」を出している場合もありますので注意してみて下さい。

禅の世界でよくたとえ話に使われる例ですが、毛虫は足も羽根もないので外敵に襲われないようにするために無数の針と毒で身体を覆って守っています。
でも成長したら羽根が生えて蝶になります。蝶になれば空を飛べるので毛虫時代の武器だった針も毒も必要ありません。
針も毒も「我」です。若いときは「我を強く」出して成長をする必要があっても、成長をしたら「我」を捨てなければなりません。
蝶になっても、相変わらず針や毒をもっていては逆に蝶としての魅力を活かせず、蜜を吸おうにも花を枯らしてしまうようなことになります。

「個性」と「我」は違います。個性は伸ばせば伸ばすほど活かせますが、そこから生まれる膿=「我」は伸ばしてはいけません。

ここ1~2年運気が上がってきたなと思ったら、どこか個性を単なる我にして押し通してこなかったかをチェックする必要があります。

ここを勘違いして「我」を押し通してしまうと、表面上はそれで解決できているかもしれませんが、運気のベクトルは完全に下向きに変わってしまいます。
そこからパワーストーンを使いなおしても手遅れになることが多いです。

ぜひ、今まで順調だった運気がちょっと低迷してきたな、踊り場にさしかってきたな、と思ったら、「個性」と「我」を混同していないか点検してみて下さい。

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