コラム

ずっと運気に恵まれている人の2つの能力(後編)

前回は前編ということで「反応予測力」が高いほうが運気に恵まれやすいというお話をしました。
正確には運気を落とす行動をしにくくする、というものでした。
やはり自分のことばかり考えていても運気は伸びないんでしたね。
相手あっての自分です。人は他の人に生かされているわけですから、しっかり相手のことを考える能力を身に着けなければなりません。

今回は後編です。もう1つ必要な能力を紹介します。

それは「イメージ予測力」です。

んん? またよく分からない言葉ですね。そんな能力、聞いたことないですよね。
でも、運気と身体を研究している人たちの中では(言葉は若干違っていても)概ね常識的な考え方なんです。

行動をするとき、人はある程度先のことを予測します。
例えば朝出かけるとき。今日は雨が降るかもしれないな。今日は仕事が溜まっているから遅くなるかもしれないな。
今日は大事なプレゼンがあるから準備に時間がかかるかもしれないな。

仕事のこと、学校のことなど、慣れていることについては先を予測して準備をしておくと思います。
雨が降っても大丈夫なように傘をもって行こう。遅くなるから、夕飯はいらないよ、って家族の人に伝えておこう。
プレゼンの準備に時間をとられそうだからコンビニでおにぎりを買って行こう。
などなどいろいろ準備をするわけです。毎日ではなくてもよくある出来事であれば慣れてくれば準備も効率良くできます。

この時点で、あまり自分は準備が出来ていないな、と思われた人は要注意です。
日常的なことですら、いつもその場しのぎでバタバタ慌てているという人は、かなり時間と脳と体力を無駄にしています。
準備力のある人は慌てませんからいつも冷静でいられますし、時間や心、感情、体力のコントロールができます。

日常的なことについて準備をすることは最低限のレベルだと思って下さい。

運気に差が出るのは、日常的ではない場面でいかに予測できるかというところです。それができるかどうかで大きな差が出ます。

慌てていてバタバタしていることが多い人は、体内の「気」にゆとりがありません。
「気」にゆとりがないと、運気を招き入れるスペースがなくなるのです。慌てている間は運気を蓄積するモードではなく、運気を消費しているモードとなっています。
逆に先が見えていて、冷静に対処している間は、運気を招き入れる気のスペースが生まれます。
小さなチャンスにも気が付きやすいですし、周囲の人の運気や良い気を取り入れることができるのです。

いつも慌てていて、忘れ物が多かったり、遅刻が多くて余裕がない人で、運気を味方につけて安定している人というのは今まで1人も見たことがありません。
一時的にツイているときがあるかもしれませんが、人生トータルでは大きく運気がマイナスになっているはずです。

私は慌てんぼうだな、私は時間にいつも振り回されているな、私は忘れ物や落し物が多いな、と感じた方は、他の人よりも運気をたくさん捨てている、ということをまず自覚して下さい。

慌てんぼうさんは全員幸せになれない、忘れ物が多い人はいつも不幸、ということではありません。
中にはとても幸せが続いている人もいます。しかし、それ以外のところでとても強い魅力がある人です。
欠点を補えるような武器をもった人です。それがない人の場合には、運気の収支バランスは非常に悪いということは確かです。

バタバタしていて、その場しのぎで何とかなってしまうという人は、それに慣れてしまっているので、なかなか改善しようとは思いません。
だって、何とかなっているのですから特に害はないからです。
しかし残念ながら、運気を招き入れるスペースはありませんので、それ以上のレベルアップは難しいです。

何とかなっている人でも、今よりゆとりを持たせて、時間、心、体力などをすべて、余らせて下さい。
余っているともったいないと思うかもしれませんが、余っていないと運気を招き入れるスペースは出来ないのです。

時間を余らす = 10分早く行動をする
心を余らす  = 相手を許す心、広い心をもって接する
体力を余らす = 疲れる前に先手を打って睡眠時間や休息、栄養を確保する

です。どんなに仕事が忙しくても、スケジュールがタイトでも、このゆとりの部分は絶対に確保をして下さい。
そうしないといつまでたっても運気レベルが上の段に上がりません。

「ゆとり・余り」を作り出しました。しかしこれで終わりではありません。
ゆとりが出来たら、これから先の行動の予測をします。こんなことが起こるかも。 こんな心境になるかも。こんなアクシデントに遭うかも。 今日これからの出来事、今週のこれからの出来事、今月のこれからの出来事をできるだけ予測して準備をします。

そして運気の強い人というのは、この「先の予測」を映画のワンシーンのように「画像」で瞬間にイメージできる力をもっている人が非常に多いんです。
手帳をぱっと開いて今週の予定を見ても、例えば10個のスケジュールが入ってたとしても、 10個の場面の画像イメージが瞬間に浮かぶという力をもっている人がかなりの確率でいます。

大きな手帳に細かく文字で準備リストのようなものをメモしている人もいるかと思いますが、必要なのは1コマ漫画のように1画面でそれを空想できる力です。

この力を持っていると、将来の成功イメージも1コマ漫画、映画のワンシーンのように瞬間的に描けるので、右脳に信号が強く伝わります。
運気のメカニズムは右脳でいかに具体的な成功イメージができるか、ですから、日ごろからイメージを画像のように思い描ける人のほうが、運気を高めやすいということになります。

もちろんイメージ力、空想力が乏しいという人でもチャンスがないわけではありません。
しかし右脳の働きが弱いので、運気を高めるスピードは遅くなります。そのため、

まずは、日常の生活において「ゆとり・余り」を作り出す

次に、非日常の出来事、イベントにおいても、「ゆとり・余り」を作り出せるように工夫をする

そして、これからの出来事をできるだけ予測して準備をして下さい。

ここまでは必ず行なうクセをつけましょう。そうすると次第にそれがイメージ画像として処理できるようになり、 運気製造機でもある「右脳」を次第に使うことが出来るようになります。

パワーストーンをつけている人は他の人よりもずっと右脳が活性化されていますから、あとはイメージ画像を送ってあげればよいのです。
いくら右脳が活性化しても、いくらイメージを膨らませても、行動のゆとり・余りがなければきちんと機能しません。

ぜひ上記を参考に生活を今一度見直して頂き、運気を上げやすい生活パターン・環境づくりをしてみて下さい。

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