コラム

もう一度「必死さ」を考える

突然、「3ヶ月で中国語をマスターできますか?」と聞かれたら、通常は絶対できないと答えると思います。
でも、「マスターできたら、亡くなってしまった人で、あなたにとって一番大切な人を1人生き返らせてあげます」と言われたら、 あるいは「マスターできたら5億円プレゼントします」と言われたら、死に物狂いでやり遂げることができるはずです。

死に物狂いでやればできることでも、自分でブレーキをかけてしまっているだけなんです。

先日、中国に行って改めて感じたのですが、成功を収めた中国人の原動力は、そんな死に物狂いの行動力とモチベーションにあるんだと思いました。

日本で生活をしていると、他の国よりもずっとのんびりしていますし、「必死さ」 という点では負けているように思えます。

1995年に阪神淡路大震災がありました。その震災の渦中で苦しい思いをして立ち上がった人たちの中には、今では大きな成功を収めた人がたくさんいます。
その人たちが口を揃えて言うことは、「震災でどん底を味わったので逆にそれが人生の大きな転機になった」ということです。
それまでは何となく自分に甘えて暮らしていたところ、厳しい現実を前にして「必死に」生きなければならなくなりました。
その眠った「必死さ」を出したことで、脳の中の安全装置がはずれて、ブレーキを解除して、夢中で前に進めたんだと思います。「必死さ」=「潜在能力」です。

2011年、東日本大震災という大変悲しい出来事がありました。しかし時計は過去には戻せません。私たちはこれから復興に向けて前へすすむしかないんです。

この出来事のショックが心の中に残っている間に、もう一度必死になってみましょう。

今、被災地でこのメールを見ている方は大きなハンデを負った状態からのスタートとなりますので、まだまだ道のりは長いですが、 阪神淡路のときと同様に、被災を受けた人にしか出せない底力が必ず発揮されます。10年後、15年後は他の地域の人を追い抜くような凄まじい力が出せます。

幸運にも被災をしていない北海道、関東、中部、関西、四国、中国、九州、沖縄の方。

今まで自分に甘えて「必死さ」を出せていなかったことがあるのではないですか?

英語をマスターしよう。
ダイエットをして10kgやせよう。
1年以内に○○の資格を取ろう。

「必死さ」があれば簡単に達成できた目標も、毎日の平和な日常の中で、ついつい甘えが出ていて達成できなかったのではないですか?

上記のことに当てはまった人は、この機会にもう少し「必死」になってみましょう。
「必死」になれば大抵のことはできます。

必死になっていないのに「運がない」と嘆くのは単なる甘えです。

必死になると不思議と「運気」もついてきます。

ぜひ今日からあなたの「必死元年」をスタートさせましょう。

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