コラム

「気の合わない人」が運気を上げてくれる?!

人は自分の価値観の範囲内でしかものごとを判断ができませんので、自分の行動・自分の考え方が正しいかどうかは「他人しかわからない」という場合も多いです。
子供の頃は両親や祖父母、学校の先生、その他大勢の「大人の目」がありますから、言動について注意を受けたり、助言を受けたりといった機会も多いです。
子供のころは魂を育てる最も良い時期です。

しかし大人になればなるほど、人から注意や助言を受けなくなります。
新入社員の頃は上司や先輩から細かく注意を受けますが、人生の中でそれが最後かもしれません。
その後は自分で判断をしなければ誰も助けてくれません。

しかし自分の感覚だけで判断をし続けていますと、どうしても「ブレ」や「クセ」が生じてきます。
そのため「運気を落とす行動」が増えている可能性も高くなります。
「運気を落とす行動」は周囲とのちょっとした小さなリズムの違い程度の場合も多いです。
自分では正しい行動をしているつもりが、他人には煙たがれていたり、今風に言えば「ウザイ」と思われていたりして、知らないところでチャンスを逃しているかもしれません。

年齢が進むとプライベートでは自分の気の合う人としか付き合わなくなってきますので、なおさら指摘を受けることがなくなります。
仕事のことで指摘を受けることはあるかもしれませんが、なかなか細かい言動や考え方までは踏み込んで注意を受けることは少ないでしょう。

その「経年によるブレ」は意識的に修正をしないと「運気を落とし続ける人生」になってしまう可能性があります。
とても難しいことですが、車検や健康診断のように定期的に「自分のブレ」を見直ししないと、運気をずっと高い状態に維持することはできません。

一番良いのは勇気を出して他人に自分の悪いところを指摘してもらうことですが、お互いの人間関係を壊したくないのでなかなか相手から本音は聞けません。
逆に、苦労せずに自分の悪いところを指摘してもらえる人というのはとても幸せな人です。結果としてそのような人は運気に恵まれていることが多いです。

目標とする人、尊敬する人の行動や考え方の「良いところを真似る」という方法は昔からよく使われていますが、 そもそも「良いところ」という判断基準自体、その人の価値観の範囲で考えたことですので、「自分のブレ」の修正にまでは至らないことが多いです。
(本当に必要なことは価値観の範囲外のことなので、自分の思考を素通りしてしまいます。(=つまり本当に必要なことには「気がつかない」ということになります。)

25歳くらいを過ぎてから老後を迎えるまでに必要なのは、自分と気の合う人とばかり会うのではなく、肌が合わない、気が合わない人とも積極的に会って話しをすることなんです。
「肌が合わない」と思っていること自体も、自分の価値観を基準にした感情です。
もしかしたら自分に「経年のブレ」があるために「肌が合わない」と感じているのかもしれません。
自分のほうに修正の必要があるのかもしれません。普段心置きなく付き合っている仲間ではなく、 苦手な人と関わってみることで、自分の「ブレ」や「クセ」に自然と気がつかせてくれることが多いです。

本来、運気というのは衰えません。「最近ずっとツイてたから、少し落ちてくるかも」なんてことは本当はありえません。
運気の良い人はずっと良い状態が続きます。逆に運気の悪い人は一生運気に恵まれずに人生を終えることだって多いです。
運気は最終的にトータルでプラスマイナス・ゼロになるという説は全くのウソです。
運気は不平等なんです。良い人のところにずっと集まり続けます。

しかし運気に波がある人というのは、知らない間に行動に「ブレ」が生じている場合があります。
自主的に修正をして「運気を落とす行動」をしなければ運気はずっと続きます。

運気を高めたいのであれば、ぜひ自分をかわいがり過ぎずに、居心地の悪い環境に放り込んであげて下さい。
自分を守るのではなく、自分を美化するのではなく、自分を部分的に壊しに行って下さい。 そのときに感じたことの中に「ブレ」を修正するヒントが数多く隠されています。

この方法で運気をずっと高い状態に維持している成功者の方は結構いらっしゃいます。

上に立てば立つほど誰からも指導を受けなくなります。そのため意図的に「ブレ」を焙り出す必要があるそうです。
運気が絶好調であるにも関わらず、常に「今のままでは、じきに通用しなくなる」と心に留めて自分の修正を怠りません。

我流の判断、慣れ、風習、クセでものごとを考えるのはあなたの個性であり行動のの源です。
自信を失ってはいけません。しかし、点検・修正を怠らないようにしましょう。自分の言動を放りっぱなしにだけはしないようにして下さい。

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