コラム

「とがったマイナスの気」から身を守れ! ①

今回のコラムはとても重要です。「運気が上がらない人」「上がっても長続きしない人」で、このケースに該当する方が結構いらっしゃいます。
大切なお話ですので2回に分けて解説致します。


「とがったマイナスの気」

この世には「とがったマイナスの気」というものが存在します。
主に「人間」が発する気です。「人間」が「人間」に向けて発するものです。

怒りの感情を伴った強い「とがったマイナスの気」もありますが、ちょっとした小さな「とがったマイナスの気」といいのもあります。
「怒り」まではいかなくても、ちょっとした否定的な感情から発せられる気です。「何?この人・・・」とか「なんか嫌な感じ・・・」というような日常よく抱く感情です。
小さいですが、このような小さなマイナスの気を受け続けているとボディーブローのようにじわじわ効いてきます。

この小さい「とがったマイナスの気」によって運気の芽を摘まれてしまったり、ここぞというときに病気や怪我に遭ってしまうということがとても多いんです。

例えばマナーを無視した行動をしていると、周囲からこのような「小さなマイナスの気」をもらってしまいます。
別に法律に違反をしたわけではなく、ちょっとしたマナー違反なのですが、その場の雰囲気を乱してしまうと「なんだコイツ」とか「嫌な人、あっち行ってくれないかな」 といった気をぶつけられてしまうんです。

マナー違反かどうかは、残念ながら他人が判断をします。
自分では「この場では許容範囲じゃないの?」と思って行動をしていても「嫌だ」と思うか思わないかは他人です。自分の価値基準ではないんです。

この「他人が判断をする」という点が厄介なんです。

ときには常識的にみて正しい行動である場合もあるでしょう。
しかし、そこにいた「他人」が「嫌だ」と思って「とがったマイナスの気」をぶつけてきたら、その気を受けてしまうんです。

例えば少しラフな格好でホテルのロビーを歩いていたとします。誰にも迷惑をかけていません。
別にどんな格好をしようと勝手ですよね。でも、ある人に「何だこの人、こんな格好でここを歩くなんて非常識だわ」という感情を勝手に抱かれたとします。
その人にとっては不愉快だったわけです。そんなケースでも、やはり「とがったマイナスの気」をもらってしまうんです。

4人で居酒屋に行ったとします。自分はお酒を飲めないので、お水をお願いしたとします。
でも、店員さんに「居酒屋なんだからお酒飲めなくても烏龍茶くらいは注文するのが常識だろ、なんだこの客」と思われたとします。
別にお店の規則を破ったわけではないのですが、やはり「とがったマイナスの気」をもらってしまうんです。

「正しいか、正しくないか」は無常にも他人が決めるんです。そして人それぞれ価値観が違うので場面ごとに答えが変わってしまうんです。

なんだか勝手な話ですよね。

でも、この他人が発してきた「とがったマイナスの気」をできるだけ受けないようにしないと、運気を安定させることが難しいんです。

「とがったマイナスの気」をたくさん受けている人は成功をしない、ということではありません。
勢いがある人は、その程度のマイナスの気は跳ね返す力があるからです。例えば事業を始めて勢いを持っている時期は、あまり「とがったマイナスの気」の影響は表面化しません。
1つのことに集中をしていて一生懸命な人も勢いがあるのでやはり「とがったマイナスの気」は跳ね返せます。

ところが安定期になって守りに入った瞬間に「とがったマイナスの気」がいっきに心身を蝕んできます。そして急激に運気を悪い方向に変えていってしまうんです。

運気の流れが良くなっても「長続きしないという人」は、このケースが非常に多いです。

「他人にどのように思われるかなんて、いちいち気にしていられない」というマイペースの人もいます。
気にし過ぎる人に比べると精神的なダメージも少なく、一見すると得な性格のように思えるかもしれません。
しかし、やはりそのようなタイプの人も勢いがないときには、突然、病気や怪我に遭ったりして、足元を巣食われていることが多いです。
「とがったマイナスの気」は着実に体内に蓄積していますので、あるときそれに耐えられなくなってしまうんです。

会社や学校など様々な人がいる場所では、人の数だけ考え方も様々ですから「とがったマイナスの気」もそれだけ多く飛び交っているでしょう。
強い信念や勢いをもった人は跳ね返すことができますが、スキができてしまうと周囲から受ける「とがったマイナスの気」に負けてしまいます。
できるだけ敵を作らないように過ごさないと運気の芽をどんどん摘まれてしまいます。
「若いときには勢いで乗り越えられたけど、最近は・・・」なんて人もいらっしゃいますよね。
また、症状が重いと鬱の症状を引き起こしてしまうことも多いんです。「とがったマイナスの気」は結構侮れません。

しかし会社や学校の場合には、まだそれぞれの立場や利害などがわかりやすいので、ある程度防御ができます。
「とがったマイナスの気」を受けているということに気がつきやすい環境の場合には、気を張って跳ね返すことができます。

注意が必要なのは仕事や学校以外の時間帯、いわば「OFFモードのリラックスした時間」を過ごすときです。
例えばお店をお客さんとして利用するときに、不意に「とがったマイナスの気」をもらってしまうことが多いのです。
この「不意に」もらう気というのは影響が大きいんです。無防備な分だけグサっと刺さってきます。

お店というのは当然、売り上げを上げるのが目的ですから、お客さんに対して「嫌な客だなこの人」といった感情は表面には見せません。
しかしお店の店員さんなどから、そのような「とがったマイナスの気」を知らずにもらってしまっている人って、とても多いんです。
第三者から見れば「この人お店に嫌われているな~」というのがわかるのですが、当の本人は気持ちよく過ごせているので、お店に嫌われいるということに気がつかないんです。
その店に通えば通うだけ、「とがったマイナスの気」をもらってしまうんですから大変残念なことです。
お店の店員さんも表面的な笑顔の裏で「嫌っている信号」を発しているケースが多いんですが、それってなかなか当の本人は気がつかないものです。
店員さんがわざと失礼な言動をしても、それを「嫌われているが故の言動」であることに気がつかないんですね。とても残念です。

そのような「とがったマイナスの気」は電話やEメールでも発せされますし受けてしまいます。
特にEメールなんかは文字だけですから誤解も生じやすく、間違ったとらえかたをされてしまうことが多い危険なツールです。
文章の誤解がもとで「とがったマイナスの気」を受けてしまうことが急激に増えてまいりました。

便利な社会になるにつれて、人と人の関わりがシンプルになって、「嫌われている」ということに気がつかない人が増えてきたように思えます。
昔であれば「嫌われている信号」に気がつくところ、今はそのような信号に気がつかなくなっているんですね。
嫌われているということは、とがったマイナスの気をもらう回数も当然増えてきます。

何も周囲の顔色を見ながら、ビクビクしながら生活をする必要はありません。
しかし、周囲から煙たがられている、嫌われている、といった信号に気がつかない、あるいは考えないようにしている人があまりにも多く、 知らずに「とがったマイナスの気」を身体いっぱいに溜め込んでしまっている人が非常に多いので、ぜひ他人事と思わずに一度見直してもらいたいと思います。

せっかくパワーストーンを身につけて運気を高めやすい心身をつくり上げても、こうも無防備に「とがったマイナスの気」をもらってきてしまうと、パワーストーンだけでは防ぎきれません。

例えばラピスラズリは妬みとか恨みといったマイナスの気から身を守る波動をもっています。
それが芸能界やスポーツ界でラピスラズリ愛好者が多い所以です。しかし、いくらラピスラズリであっても、無防備に人から「とがったマイナスの気」をもらい続けてしまっては防ぎきれません。

要点をまとめますと、

①他人を不愉快にさせる言動をしていないか、今一度チェックをしてみましょう。
特にマナー面は要注意です。ちょっとしたしぐさやクセが、他人にとても不愉快な思いをさせていることがあります。

②そして「嫌われてる信号」に対してもっと敏感になって下さい。
特にお店で「お客様」の立場になると「私ってもしかすると嫌われているのかも」ということに気がつきにくくなります。

③自分の正当性を主張する人も要注意です。
自分では正しいと思っていても、他人は自分の価値観で勝手に判断をしています。正しくても「とがったマイナスの気」をもらってしまうことは非常に多いんです。

④すぐに喧嘩やクレームに発展させてしまう人も注意が必要です。
正しい行動をしているのに理不尽な扱いをされると怒りの気持ちが出るのは当然なことです。
しかし怒って得することは何1つありません。「とがったマイナスの気」を返り討ちでもらってしまう可能性が非常に高いですし、 (次回詳しくお話をしますが、自分が発した「とがったマイナスの気」のうち約20%は自分に戻ってきてしまうんです。(次回5:3:2の法則というのをお話します。)

完全に「とがったマイナスの気」を受けずに生活をするのは無理です。しかし減らす努力はしなければなりません。

霊感の強い人や、発する気が非常に強い人、というのも何十人に1人か存在します。
そんな人の発する「とがったマイナスの気」を受けてしまうと、致命傷になるくらいダメージを受けてしまうことだってあるんです。
ときどき、そんな「とてつもなく強い気を発する人」がいるということも覚えておいて下さい。

今一度、自分自身の生活や過去を振り返ってみましょう。
思い当たるところはありませんか?

特に夫婦間で、お互いに「とがったマイナスの気」をぶつけ合っている場合には、運気の高い生活に戻すまでに相当な改善が必要になるでしょう。
上司や部下との関係、親子、友人、親戚、兄弟との関係なども同様です。

そして今一度、不意に他人から「とがったマイナスの気」をもらわないように、「マナー」とか「まわりに合わせた行動」というものに対して意識をされて下さい。
「マナー」というのは自分を美しく見せるためのものではなく、「相手」が不愉快に感じないようにするためにあるものです。

せっかくのパワーストーンも「とがったマイナスの気」を跳ね返すことに力を使い過ぎて、本題の「運気の高い生活」にまで余力がない、ということにならないようにしたいですね。

コラム一覧に戻る

トップページへ
ページ上部へ