水晶工房：コラム（vol.152）

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※このコラムは満月通信メールマガジンで配信されたものです

「運」を使い続けると・・・

懸賞や福引などで、ちょっとした商品が当たったとき。

「運を使っちゃった！」

って言う人、まわりに結構いませんか？

この言葉。もうね・・・「悪魔の言葉」です。絶対に口にしてはいけません。

でも、こんなふうに考える人の気持ちはよくわかります。

「運」という見えない存在に対して、量でイメージすると理解しやすいですから「使う」という発想を持ちやすい。

使って、貯まって・・・
使って、貯まって・・・

「運」をそのような「エネルギー体」として考えれば「増えるもの」「減るもの」という物質的なとらえ方ができます。

テレビや本などでも「運」を量のようにしてとらえるケースが随所にみられるので、自ずと潜在能力に刷り込まれてしまいます。

一度刷り込まれたら、それが現実世界を作ってしまうのが潜在意識の怖いところ。そうすると・・・・

「良いことが起こった」

　　↓

「次は悪いことが起こらないとバランスが悪い」

という、自分の脳内に勝手につくりあげた「プラスマイナスゼロ」のような法則を守ろうとして、脳は一生懸命「悪いこと」を起こすべく、体内周波数を下げて右脳の機能を低下させてしまいます。

そうすると・・・

「脳」の努力の甲斐？あって「悪いこと」を引き寄せてくれます。「脳」の力はすばらしい（笑）

このように「良いことがあったら、次は悪いことがある」といった潜在意識が強く残っていると本当に厄介なんです。

本来ならもっと追い風の人生を負担なく過ごせるはずなのに、自分の「脳」がわざわざ「向かい風」を起こしてしまう。

特に日本人は「神道」が倫理観のルーツとなっていため、良い意味でも悪い意味でも「控えめ」なんです。そのためＤＮＡに「良いことがあったら、次は悪いことがある」という妙なバランス意識が刷り込まれてしまっているんですね。

また、何かアクシデントがあるとすぐに「運気が悪くなった」という判断をしてしまう。

高気圧が来たあとは低気圧が来る・・・　夏のあとには冬が来る・・・　みたいな。

冷静に考えてみてください。

どんなに幸せな人、どんなに順調な人でも、アクシデントが全く起こらないなんてことはありませんよね。

そもそも魂を成長させて「感謝と愛」の波動を増やすために、こんな不便な３次元世界（＝地球）で重たい「肉体」を授かって、何度も何度も「人間」に挑戦しに来ているんです。

アクシデントがなかったら何も学べない。

生まれてくる前にあらかじめ計画をしてきた「アクシデント」は必ず起こるように設定されているんです・・・というか自分で設定したんです。

なんだ。予め決まっているんだったら、努力する意味ないじゃん・・・

そうではないんですね。

生まれる前に自分が設定した「アクシデント」は必ず起こりますが、その規模や回数、期間はあとからいくらでも変えられます。

階段に例えましょう。人生は階段をのぼるようなものと考えます。

しばらくのぼると「踊り場」があるわけです。「踊り場」にいる間は高さは変わらない。つまりその間だけは成長がない。

人間は成長がないと自ずと「体内周波数」が下がっていきます。少なくとも地球という「行動の星」ではそのような法則です。

「体内周波数」が下がってくると「運気」も低下していきます。右脳の機能が鈍ってしまうので、１つ１つの判断がミスにつながりやすい。

そして下がった周波数とシンクロして、周波数の低いモノや人を引き寄せてしまう。これが悪い出来事・アクシデントの規模が大きくなったり、回数が増えたり、「はまっている」期間が長くなる原因です。

どんな人でも必ず人生に「踊り場」があります。

ずっと階段をのぼり続けられる人はいません。身体に負担がかかるので、のぼるペースを調整したり、踊り場を上手に活用したりして人生という階段を進み続けます。

運気の良い人
運気の悪い人

ここで差が出るのは「踊り場の抜け方」です。

前述のとおり「踊り場」ではどうしても体内周波数が低下しやすい。一度、行動を止めてしまうと、次の一歩が重くてなかなか出てくれない。

実は、多くの人は「踊り場」に居すぎなんです。

ほとんどの人は階段をのぼっている間は一生懸命のぼります。

のぼるのはラクではないですが、少しずつ高くなり少しずつ景色が変わるので、行動力はたくさん必要ですが心は充実することが多い。

でも踊り場に着いてしまうと景色が変わらない。行動力はそれほど必要なくなりますが心は満たされず、体内周波数が低下してしまう。

人生を成功する人は「踊り場にいる時間が短い」
人生を失敗する人は「踊り場にいる時間が長い」

これが風水書原典の基本事項の１つになっているんですね。

もちろん何をもって「成功」「失敗」と決めることができるのかについてはここでは詳しく書きませんが、あなた自身の魂が最も喜ぶ生き方ができれば「成功」、あなた自身の魂が喜ばない生き方を「失敗」と考えます。

ですから仮にお金持ちになったとしても魂が喜んでいなければそれは「失敗」なんですね。これは難しい話なのでまた場を改めて説明します。

冒頭の話に戻します。v

「運を使っちゃった！」のように「運」を物質的にとらえてしまっていると、階段の踊り場を人生の通過点とは考えず、間違った道だと勘違いして、また同じ階段を引き返してしまうことになります。

本来は、あなたが直面している不安な出来事、アクシデントはすべてあなたが設定した「人生の踊り場」です。

ここでは何をすればいいの？

そう、できるだけ早く身体を休めてガソリンを注入して、次の一歩を踏み出すことです。

「踊り場」に長く居すぎると、もう次の階段をのぼる気力・行動力がなくなってしまいます。踊り場にずっと居座るか、下の階段に向かって降り始めてしまうんです。

特に「運気はプラスマイナスゼロ」のような思考が潜在意識に強く刷り込まれている人は「上った階段は降りなきゃ・・・」とわざわざ後戻りしてしまうことが多いんです。そんな「脳の誤作動」をできるだけ早く修正しなければいけません。

全世界を席巻した新型コロナで２年以上、多くの人が急に「踊り場」にたどり着いてしまいました。しかも今回の「踊り場」はちょっと大きい・・・　どうしても滞在時間が長くなりがちです。

ここですぐに気持ちを切り替えて「のぼり階段に最初の一歩を踏み出せた人」
気持ちを引きずったままで「踊り場に根が生えてしまった人」
道を間違えたと思って「階段を下りてしまう人」

この差はとても大きくなってきています。

地球という「行動の星」がフォトンベルトに入り始めたので、まさに「行動力」を試されているんです。

「運」は物質ではない。
「運」に量はない。

「運」は自分の体内周波数の高まりから無尽蔵に「生み出せるもの」です。

「感謝」と一緒です。「感謝」はし続けて減るものではないですよね。それと同じで「運」も決して減らない。使えば使うほど質が良くなっていく。

ですから踊り場で「ピットイン」をしている最中に、できるだけ手際よく点検・補充・修理・回復をして動きだしてください。

動けば「体内周波数」が再び上がり始めます。

「体内周波数」が上がれば「運」も増えます。

懸賞や福引などで、ちょっとした商品が当たったときには「運を使っちゃった！」ではなく「運がどんどん使えている！」「運を生み出せている！」と考えるのが正しい思考。階段を順調にのぼっていることを意味します。

何かアクシデントがあったら「運気が悪くなった」とか「道を間違えた」と考えるのではなく、人生の「踊り場」にさしかかったと考えるのが正しい思考。一度、行動を止めて手際よく「点検・補充・修理・回復」をして、行動を少し変えてみるタイミングです。ずっと同じやり方ではなく、少し「工夫」を加えなさいという合図でもあります。

昨日の自分よりも今日の自分のほうが、少しだけ成長しています。
だから、今日よりも明日は、少しだけでも上手にできる。

だから、迷わず行動を起こしましょうね。行動しなければ決して「運」は増えません。質も良くなりません。

そして、どんなイケメンよりも、どんな美人さんよりも、最も美しくて、最も魅力的なのは、前に向かって「行動をしている人」ですから。

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