水晶工房：コラム（vol.036）

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※このコラムは満月通信メールマガジンで配信されたものです

「痛み」との「距離感」

風水的な見地から申し上げますと、心身というのは「陰」と「陽」の２つの気で構成されていて、この陰陽バランスが崩れると心身の調子が不安定になると考えられています。
つまり「気」が充実していないと身体に変調が出たり心が不安定になっていきます。

「気力」とか「元気」という言葉には「気」という文字が使われていますね。
また、「病は気から」という格言からも「気」の重要性が読み取れます。
この「気」を上手にコントロールできれば常に心身を安定した状態にすることができるのです。
皆様の周りに病気知らずの元気な人がいましたらぜひ観察してみて下さい。そんな人の行動や考え方をまねてみることも健康法の１つです。

また、健康運を高めるパワーストーンの代表選手は「アメジスト」ですが、アメジストという石は万物の「陰」と「陽」のバランスを整える性質があるためです。
心身の陰陽バランスを整えることで、「気」の流れを正常にしていきます。
そのため家の風水バランスが崩れている場合にはアメジストの置物を玄関に置きます。
家も身体と同じように陰陽バランスの上で成り立っているのです。

ところで、今現在、怪我や病気をしている場合には、最優先で行なわなければならないことがあります。薬を飲むことよりも、病院に行くことよりも、もっと大切なことです。

仮に腰を痛めていたとします。以下、皆さんの怪我の箇所、病気の箇所に当てはめて読んで下さい。

動こうとすると腰がズキンと痛んで、気持ちも落ち込みます。
まるで腰に魔物がとりついているかのように感じたり、腰を外して修理工場にもって行きたいような気持ちになります。

でも、その「腰」に対する「距離感」が「諸悪の根源」なんです。

何？　距離感って？　と思われますよね。

その「腰」は当たり前ですが、あなたの身体の一部です。大切な大切なあなたのパートナーです。
「腰」だって悪さをしようと思って痛くなっているわけではありません。当然ですよね。
それどころか、あなたの無理な行動を一生懸命「腰」が支えてくれている証拠なんです。
無理をしているから痛みになって現れているんです。

そんな無理をしてくれている「腰」に対して、ひとたび痛みが出ると、まるで悪い物質かのように他人扱いになってしまいます。
親を裏切って出て行った放蕩息子のように、またはウイルスか何か別の生命体のように、距離を置いてしまいます。

しかしその距離が「気」を切り離してしまいます。
つまり心身の陰陽バランスをさらに崩す原因になってしまうんです。陰陽バランスを崩すとその「腰」は治りません。
薬や治療で緩和はされるかもしれませんが、完治はしません。薬や治療では「気」のバランスまでは治せないからです。

それどころか、陰陽バランスが崩れた状態が続くと、「腰」以外の場所も悪化します。病気のスパイラルはこのように作られていきます。

痛みが出たらその場所に向かって、「ありがとう」　と言って下さい。気持ちをこめて。

なんだかおまじないみたいですね。信じない人も大勢いると思います。
でも「距離感を縮めて」「気の陰陽バランスを整える」ための「魔法の言葉」なんです。

その「腰」は自分自身の無理な行動のひずみを受け持ってくれているんです。感謝しなければなりませんね。

「無理させちゃってごめんね」　「ありがとう」

この言葉が発するあなたの「気」が重要なんです。
大切な心身の一部として心から受け入れて下さい。陰陽バランスを整える特効薬です。

もちろん「ありがとう」だけで、すべての病気が完治するわけではないです。
無理をした結果で悪化したわけですから、その元となる行動を修正しなければならないですし、物理的な損傷の改善のために薬や治療も必要です。

しかし「気」という観点でも「腰」への対応が必要なんです。そのように解釈して下さい。

「気」の伝達がうまくできない場合の潤滑油としてアメジストが存在しますが、アメジストを使うよりも先にまずは「患部にありがとう」を試してみて下さい。
普段の薬や治療に加えて「患部にありがとう」を取り入れたことで急激に改善したケースはとっても多いんです。そうなればアメジストも必要ありません。

小冊子で「ありがとう」の効果について触れました。
今回はその応用編でもあります。