水晶工房：コラム（vol.030）

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※このコラムは満月通信メールマガジンで配信されたものです

「とがったマイナスの気」から身を守れ！　�A

前回のコラムで「とがったマイナスの気」の話をしました。特に客という立場でお店に行くときに受ける「とがったマイナスの気」は効き目（悪影響）が強いんでしたね。
客観的に自分を見るクセをつけないと、いつの間にか煙たがれていて「悪い気」を受けてしまいます。とてももったいないことですので、改めて意識してみて下さいね。

今回は続きのお話です。

　＊＊＊

いつも怒っている人、物や人にあたっている人、いますね。

怒る理由もわかりますが、怒って得なことは何一つないんです。
もちろん親子関係、上司と部下の関係において、指導・教育という観点で強く言わなければならない場面もあります。
しかしそれは「怒り」の感情とは少し違います。「怒り」は感情のはけ口として相手に気をぶつける行動ですので「とがったマイナスの気」となって相手に届きます。

「とがったマイナスの気」を受けた人は前回お伝えのとおり、運気を阻害する悪玉の気として体内に少しずつ蓄積していきます。
できるだけそのような気を受けないように見直しをしましょう、という話をしました。

しかし「とがったマイナスの気」は「受ける側」だけでなく「発する側」もその気を受けてしまうんです。
つまり発した気の一部が自分自身に戻ってきて吸収されてしまうんです。これも結構厄介です。運気向上を阻害する一要因です。

ではどのくらいの量が戻って来るのでしょうか。

この「とがったマイナスの気」には「５：３：２」という法則があります。
まず「怒り」の感情を相手にぶつけて、そのぶつけられた相手は１０のうち５の量を吸収してしまいます。全体の半分ですね。かなりの量です。
これを受け続けていてはたまったものではないですね。そして「怒り」の感情を発した本人に戻ってくる「とがったマイナスの気」の量は「２」です。２０％が戻ってきます。
ちなみに残りの３０％は周辺や空中に消えてしまいます。周囲の物に帯びてしまうことも少なからずあります。
「怒り」に満ちた環境では周囲の物品も「とがったマイナスの気」を蓄積してしまって、家相の風水バランスを大きく崩す要因となっています。

「気を受けたほうは５０％も吸収してしまうのに、気を発したほうは２０％しか戻らないの？」と思ってしまいますね。なんとも不公平です。
しかし基本的にはこの「５：３：２」の割合で「怒り」の感情から発せられた気は収束していきます。

怒ってばかりいる人はその都度、２０％ずつ運気を落とす気をもらっているんですね。
毎日蓄積していくと致命的なレベルになってしまうのは言うまでもありません。
毎日怒っている人の中に運気に恵まれていてツイている人は一人もいませんから。
「とがったマイナスの気」を跳ね返すほどのバイタリティーがある人でも、ある一定の年齢になると病気や怪我という形で放出されるケースが圧倒的に多いです。

逆にどんどんツキに見放されて、さらに怒りが強くなって、さらに強い２０％を吸収して・・・・　と不幸のスパイラルが完成です。

まあ、自業自得なので仕方がないですが、そのようなスパイラルの中で「とがったマイナスの気」がどんどん強力になっていきますと、そんな強力な「とがったマイナスの気」をもらい受けてしまった人は、ひとたまりもありません。命中してしまいます。

そのため、異常な「怒り」の感情をもつ人には、絶対に近寄らないことです。
いくら「５：３：２」の比率であっても、もともとの気の力が強くなっていますから、すさまじいマイナスの気となっています。
運気に守られた人生を望むのであれば、関わる人も選んでいかなければならないのです。

運気の良い人のところには運気の良い人が集まります。
逆に運気の悪い人のところには運気の悪い人ばかりが集まります。
無意識にそのような流れになっていくことが多いですが、腐れ縁のようなものは捨てて、運気の良い人とだけ関わるようにして下さい。

「とがったマイナスの気」とは全く正反対の気は「柔らかいプラスの気」です。

愛情のこもった感謝の気持ちや、応援をする気持ちです。「ありがとう」と言う言葉の魔力については小冊子でも説明しましたね。
「とがったマイナスの気」に打ち勝つためには「柔らかいプラスの気」をたくさん受けるのが最も早道なんです。

まずはできるだけ他人に「柔らかいプラスの気」を伝えてあげることです。
嬉しいと思ったこと、助かった！と思ったことを素直に言葉にして返します。
心がこもっていればこもっているほどプラスの気が強くなり、相手にたくさん吸収されていきます。
そうすると、知らないうちに２０％は自分にも戻ってきます。
打算的に２０％の見返りのためだけに「柔らかいプラスの気」を発しようとしてもダメですよ。真心（まごころ）ではないとパワーは弱いです。

言葉だけの形式的な感謝ではなく、真心のこもった感謝の気持ちを持てるようになるには、自分自身を見直さなければならないことも多いです。
利己的でトゲトゲしていると難しいですね。自分一人では生きていけないんだ、多くの人に支えられて生きてるんだ、という実感がないとなかなか真心は生まれません。
先輩や上司には好かれるけど、部下からは嫌われていたり、お客様としてお店を利用するときには横柄だったりすると、まだまだ「柔らかいプラスの気」は自分には戻ってきません。

「とがったマイナスの気」を完全に受けないように生活をすることはできません。
どうしても自分と価値観の違う人からマイナスの気をもらってしまいます。
行動を見直すことで「とがったマイナスの気」を受ける量を減らす努力はもちろん必要ですが、それ以外にできるだけ「柔らかいプラスの気」を受けるようにして下さい。
無償の愛として相手に発した「柔らかいプラスの気」の２０％が知らない間に戻ってきます。
そして、いつしか他人から直接「柔らかいプラスの気」をもらえるようになります。
いつも他人に感謝されて真心のこもった「ありがとう」をいっぱい言ってもらえる生活です。
そんな環境の人は、運気を味方につけていますしアクシデントがありません。
「怒り」ばかりで負のスパイラルに陥った人と比べると、まるで住む世界が違います。
面白いことにそんな「柔らかいプラスの気」で満ちた人の使うパワーストーンはいつもピカピカに輝いています。
パワーストーンもやりがいがあるんですね。活き活きして、ご主人様を守ろうとさらに頑張ってくれます。

「とがったマイナスの気」で身を滅ぼしてしまっては、もったいないですよね。自分でも発しないようにしなければならないですし、発する人には近寄らないことも大切です。

霊感が強い人は要注意です。
霊感が強い人が「怒り」の感情をもって「とがったマイナスの気」を発しますと、普通の人よりも気の力が強いですから、相手に伝わる「とがったマイナスの気」も強いですし、２０％戻ってくる「とがったマイナスの気」も強いです。
中には「怨念レベル」の最強な気を出してしまう人だっているんですよ。
しかし、逆にプラスの良い気を発すれば、相手に強く伝わります。
自分はちょっと霊感が強いなと思ったら、特に自分の発する気に責任？をもって、かなり意識的して「柔らかいプラスの気」だけを発するようにしましょう。

余談ですが、サッカー専門誌に掲載されていたサッカー選手の談話の中に「アウェイで試合をするときにときどき強烈な怨念のような気を感じる」と言う記事がありました。
味方のチームの応援だけであれば「柔らかいプラスの気」で満ちていますが、相手チームへの罵倒は「とがったマイナスの気」になります。
それを受ける選手もダメージが大きいですが、発したサポーターもすさまじい「戻り気」を浴びます。
応援の仕方も考え物ですね。テニスのように両方の選手に拍手をするマナーができているスポーツでは、選手もダメージを受けにくいですが、サッカー選手や競馬の騎手などは同じような談話がよく掲載されます。

今日から「柔らかいプラスの気」はどんどん発して下さい。最初は形式的なものでも結構です。
徐々に真心のこもった「柔らかいプラスの気」になっていきます。

ぜひ今日から意識して生活しましょう。
早い人なら、１週間でまるで世界が変わったように運気が好転します。それもびっくりするくらいの変化です。

もちろん1ヶ月、半年かかる人もいます。しかし、たとえ時間がかかっても必ず身につけなければならないことですから、根気良く「とがったマイナスの気」を減らして「柔らかいプラスの気」を増やしていって下さい。

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