水晶工房：コラム（vol.067）

ストア内商品のキーワード検索

お知らせ

ストア内商品のキーワード検索

コラムの目次ページに戻る

スマートフォン用ページはこちら

※このコラムは満月通信メールマガジンで配信されたものです

行き先のない切符

ある日、あなたは特急列車で旅行に行くために、ＪＲの切符売り場に行きました。今は自動券売機でも特急券は買えますが、係員のいる「みどりの窓口」しかなかったとしましょう。並ぶ列は混んでいましたが、しばらく待ってやっとあなたの順番です。

あなたは言いました。「大人１枚下さい！」

係員はあなたに尋ねました。「切符はどこまでですか？」

あなたは答えます。「どこまで？　いえ、わかりません・・・」

係員「いやいや、どこまで買うがわからなければ、手配しようがありませんよ。」

あなた「そう言われても、どこに行くか自分でもわかっていないんです。なんとなく西です。」

係員「困りましたね・・・。それなら駅名が決まってからもう１度、列に並んで頂けますか？」

こんな会話あるわけないですよね（笑）

でも、実はあなたは「運気」という観点で言えば、毎日こんなやりとりをしている可能性があります。というか、非常に多くの人がこのような状態で毎日、時間と労力を無駄にしているんです。

人間の「脳」には、顕在意識と潜在意識があります。（厳密にはもう１つ別の意識ありますがここでは省きます）

要するに自覚のあるほうが「顕」の付くほうで、無意識の行動を司るほうが「潜」の付くほうです。

潜在意識って聞くと、とてつもないパワーが隠れているような感じがしますよね。よく人間の脳の９７％は眠った潜在領域だなんて言われますが、眠った才能を引き出すことこそ、実力や運気をアップさせる切り札であることは確かです。

潜在部分に刺激を与えて、通常では使わない脳の領域を使うことで力を発揮するわけです。パワーストーンのもつ独特な波動は潜在能力を引き出しやすくする効果的な信号となって伝わりますし、風水や気学なども同じように脳の潜在領域に働きかけます。「運気」のコントロールは「潜在能力」の得意分野です。

しかし、せっかくパワーストーンを使っても、いまいち環境が変わらなかったり、なかなか運気が味方になってくれないという人がいます。そんな人は「みどりの窓口」で、切符の行き先が言えないケースと同じである可能性があります。それは、まだ「潜在能力」を使いきれていなということなんです。

潜在能力というのはとてつもないパワーをもっているのですが、実は少々、厄介なところがあります。

それはちょっと融通が利かない点なんです。どういうことかと言うと「潜在能力」というのは、命令した内容を忠実に実行します。例えば、東京駅の「みどりの窓口」で京都まで行きたいと言えば、「今の時間帯だったら、新幹線のぞみ５号で行くのが最も早く快適です。」ってすぐに答えて、連れて行ってくれます。ときには「今は線路のポイント故障で運休になっているので、羽田から飛行機を利用して伊丹を経由したほうがいいです。」って、最も快適なルートを示して、しかも連れて行ってくれます。

なんだ、融通が利いてるじゃないか。って思いますよね。
でもこれはあくまでも情報を忠実に反映させて、機械的にルートを案内しているに過ぎません。

あなたが「みどりの窓口」で、行先はわからないと言ったとしましょう。
そうすると「潜在能力」は全く作動してくれません。冒頭の会話のように「決まってからもう１度、列に並んで下さい。」と言われるだけです。

つまり「あなたは、なんとなく西って言ったので、とりあえず京都駅にしましょうね。」と言って連れて行ってくれたり、「確か先週、電話で友達と京都の紅葉を見に行きたい、って話をしていたから、京都駅ではありませんか？」って逆に聞いてくれたりはしないんです。「今の季節は京都がおすすめですよ〜」なんて、お勧めも教えてくれません。

そこが「潜在能力」の融通の気が利かないところです。「潜在能力」には「分析・評価・推論」の機能がないので、コンピューターのように的確なコマンド（目的地）をインプットしないと働きません。

「潜在能力」は命令を受けて動き始めれば、素晴らしい働きをします。
逆に、的確な命令をしなげれば、眠ったままです。

そして「京都」と言わずに、間違って「札幌」と言ってしまったとします。それでも「潜在能力」は命令どおり行き先に連れて行くんです。

そのため「プラス思考」の内容も「マイナス思考」の内容も、選別をせず従順に実行します。満月通信コラムでは何度も「マイナス思考」は危険ですよ、ってお伝えしましたが、それは「潜在能力」の性質でもあるんですね。言葉に発したことをそのまま命令だと思って受けてしまうんです。

目的地は言っていなくても「あの部長、すごいムカつく」と愚痴ると、「部長」＝「ムカつく存在」という「目的地」を潜在能力は「引き受けました！」って始めてしまうんですね。そうすると期待を裏切らずにずっと「ムカつく存在」でい続けてしまいます。

「マイナス思考」の言葉のほうが「プラス思考」の言葉よりも内容が具体的になりやすいので、目的地を示す言葉になりやすく、潜在能力は作業を始めやすいんですね。

だからマイナスの言葉を使わずに、プラスの言葉を使いましょう、と様々な著書に書いてあるわけなんです。

「プラス思考」は体内周波数を高めて、右脳を活性化させる原動力となりますので、運気を上げるための必須アイテムです。しかし「プラス思考」だけでは限界があります。「プラス思考」に加えて「潜在能力」に「的確な」「目的地をインプット」させなければ、運気は大きくは動き出しません。

いやいや、私には具体的な夢があって、それに向かってプラス思考で頑張っているのよ！

って思われたかもしれません。しかし、なかなか運気が変わらないとしたらそれは以下の２点が欠けているためです。

１）具体性が足りない
２）顕在意識のレベルで止まっていて、潜在意識まで届いていない

夢をもっていて、例えば「都内で２０坪くらいのファミリー層向けのフランス料理のお店を開いて、損益分岐点の集客は１日平均６組、そして家族と一緒に住める３ＬＤＫのマンションを、半分は貯金で残りは２０年ローンで買う」というものだったとします。

これなら具体的なのでＯＫです。切符の販売員である「潜在能力」も切符を出してくれます。しかし、サラリーマンや主婦の場合は、いまいち具体性に欠ける人が多いんですね。何となく「収入が上がって、ラクになりたい・・・」だけではダメです。もっと具体的な目標を設定しないと「潜在能力」は動き始めません。

そしてもう１つ重要なのは、口では夢や目標を語るものの、潜在能力にまでそれが届いていない場合が多いという点です。

何度も繰り返し言葉にして口から発していないと「潜在能力」の領域にまでは伝わりません。そのため、具体的で肯定的な短い文章にして、毎日何回か唱えるようにして下さい。

「アファメーション」って聞いたことがある人もいるでしょう。日本語で言えば「自分の未来宣言」です。肯定的な自分の将来像を具体的に短文にまとめて、実際に言葉に発することを指します。

朝起きたとき、夜寝るときに、実際に達成した様子をイメージしながらその文章を唱えます。紙に書いたり、自分の宣言をテープに録音して毎日聞くなんて方法もあります。

それを毎日の習慣にすると意識レベル（顕在意識）から、無意識レベル（潜在意識）にバトンが受け継がれるんですね。そうすると右脳をフル活用して、そのイメージを具現化するようにすべての力をフル活用し始めます。それが「運気の上がった状態」であり「成功や夢の実現」につながるわけです。

その「未来宣言」は「私利私欲の塊」になっていては、自分の周波数を上げる阻害要因になるので、うまく実現しません。「自分も幸せになるけど、他人も幸せにする」という「魂の本来の目的」に合っていれば実現の可能性が限りなく１００％に近くなります。「未来宣言」の内容は絶えず修正をしていって結構です。

「マイナス思考」の言葉のほうがすんなり切符をくれるのに、「プラス思考」の言葉はここまでしっかり脳に擦り込まないと切符をくれないというのはちょっと不公平に思えますが、人間はどうしてもマイナスの感情をゼロにはできないですし、毎日の生活でストレスやイライラ、悩み、悲しみなどの感情がありますから、放っておくとマイナスの方向に振れやすいんですね。そのため「夢や目標」を実現させる場合は、マイナス側に引き戻されないようにしっかりとした牽引力が必要なんです。

係員に「行き先が決まってから、もう１度並んで下さい。」と言われないように、ぜひ行き先を明確にして毎日を過ごしましょうね。

行き先が「明確」であればあるほど実現は早くなります。

行き先に「他人も幸せにする要素」が入っていれば入っているほど実現は早くなります！

行き先を毎日しっかり「言葉」にすればするほど実現は早くなりますよ！！

コラムの目次ページに戻る

パワーストーン専門店-水晶工房-　TOP このページのトップへ

当店は1998年の創業から、お蔭様で延べ 100,000人以上の方にご利用頂きました。これからもより良い商品と有益な情報ををお届けします。